出版社内容情報
17世紀イングランドで始まり、監獄改善、奴隷制度反対、反戦運動といった運動に与し、欧米型市民社会の形成に大きな影響を与えたクエーカー。その発展と分派の歴史、「沈黙の礼拝」や「聖化」などの中心的な教義、社会との関わりにいたるまで、社会学者である著者の明晰な分析で解説する。クエーカーの過去、現在、そして未来をも見渡す最良の入門書、ここに翻訳刊行
日本の皆様へ
第1章 クエーカーとは?
1-1. 始まり
1-2. クエーカー運動の背景
1-3. クエーカーと集会
1-4. クエーカーの証し
1-5. 時代への適応
1-6. クエーカーの伝統
第2章 クエーカーの歴史
2-1. 初期の熱狂主義
2-2. 教えの変化
2-3. 18世紀のクエーカー
2-4. 19世紀のクエーカー
2-5. 20世紀のクエーカー
第3章 礼 拝
3-1. クエーカーの礼拝の基本的要素
3-2. 18世紀クエーカーの礼拝
3-3. クエーカーの礼拝の多様性
3-4. 牧会者のいるクエーカーの現在
3-5. プログラムなしの礼拝とクエーカー
3-6. プログラムなしの礼拝における宣教
3-7. クエーカーの業務集会
第4章 信 仰
4-1. 初期クエーカーの黙示的神学
4-2. 啓示と聖書
4-3. 福音派クエーカーの信仰
4-4. 保守派クエーカーの信仰
4-5. 自由主義クエーカーの信仰
4-6. まとめ
第5章 神学と言葉
5-1. 初期クエーカーの言葉と神学
5-2. 神学や言葉に対する今日の態度
5-3. 自由主義クエーカーと神学
第6章 エキュメニズム
6-1. 1650年代
6-2. 王政復古期
6-3. 18世紀および19世紀
6-4. 20世紀のエキュメニズム
6-5. 20世紀イギリスのクエーカーのエキュメニズム
第7章 クエーカー信仰の未来
訳注
参考文献表
読書案内
年表
用語解説
訳者解説
ピンク・ダンデライオン[ピンクダンデライオン]
著・文・その他
中野泰治[ナカノヤスハル]
翻訳
内容説明
17世紀イングランドでラディカルな神秘主義的キリスト教運動として始まったクエーカーは、監獄改善や奴隷制度への反対に与し、市民社会の形成に深く関わった。その特異な信仰の歴史と現在を明らかにし、未来まで望み見る明晰な社会学的記述。
目次
第1章 クエーカーとは?
第2章 クエーカーの歴史
第3章 礼拝
第4章 信仰
第5章 神学と言葉
第6章 エキュメニズム
第7章 クエーカー信仰の未来
著者等紹介
ダンデライオン,ピンク[ダンデライオン,ピンク] [Dandelion,Pink]
ブライトン大学にてイギリスのクエーカーの社会学的研究により博士号取得。クエーカー研究の第一人者として、ウッドブルック・クエーカー・スタディー・センターのプログラム・リーダーを務める。バーミンガム大学名誉教授。ランカスター大学名誉研究員。学術誌Quaker Studiesの編集もおこなう
中野泰治[ナカノヤスハル]
1973年生まれ。同志社大学大学院神学研究科にて修士号、バーミンガム大学にて博士号取得。同志社大学神学部准教授。専門は近現代の英米のキリスト教史、クエーカーの歴史・思想研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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