内容説明
「主キリストのもとにある兄弟姉妹の共同体」としての教会像を提示。バルト神学に関する研究は多いが、その教会論を全体的に論じた研究はわが国で初めて。バルト神学の初期から後期に至る教会論の全展開を追跡し、そこに内在する論理と背景的状況とを綿密に検討、その統一的理解に迫る。
目次
第1章 『ローマ書』における教会理解
第2章 二十年代から三十年代にかけての教会理解
第3章 「バルメン神学宣言」の教会論
第4章 神の民の選び―予定論と教会論
第5章 和解論の教会論
終章 旅する神の民
著者等紹介
佐藤司郎[サトウシロウ]
1946年山形県に生まれる。東北大学文学部卒業。東京神学大学大学院修士課程修了。日本基督教団大洲教会、信濃町教会の牧師をへて、1998年から東北学院大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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