内容説明
21世紀を前に、激変する世界と日本の中で、生ける主に従う教会は、その歩むべき確かな道をどこに見出すべきか。長く教会の奉仕にたずさわって来た著者は、20世紀神学の座標軸をなすバルトとバルト以後の神学と対話しつつ、教会の直面する諸問題を本質的かつ実践的に考察することを通して、隘路を突破する道を切り開く。
目次
現代神学における内在的三位一体論と経論的三位一体論―K・ラーナー、J・モルトマン、K・バルトの場合
ボンヘッファーの獄中書簡における神の問題
若きバルトと信仰の教育
パネンベルクとユンゲル―信仰的真理の普遍性をめぐって
死者の居場所をめぐって―バルトとモルトマン
復活と新しい創造
平和の挨拶
義認の信仰―人間の義認から神の義認へ
説教におけるメタファーの問題
老年と青年―伝道と牧会の視点から
聖霊の信仰のために
伝道する教会