内容説明
十戒、アブラハムのイサク奉献、ルツ記をめぐって展開される衝撃の「ラビ的解釈」、そして自らの個人史を振り返り、キリスト教およびイスラムとの対話に導かれた道程を語る自伝的講演など、4つの論考を収録。また日本人プロテスタント神学者とのシンポジウムは、彼我の共通点と相違点が浮かび上がる。
目次
第1部 ユダヤ教ラビによる聖書解釈(十戒の内的連関性;アブラハムは神のテスト(試み)に合格したのか―創世記22章に関しての省察
ルツ記のラビ的解釈
ユダヤ教ラビによる聖書解釈の特徴)
第2部 ユダヤ教とキリスト教の対話(ヨーロッパにおける宗教間対話―個人的旅路)
シンポジウム(ユダヤ教におけるメシア待望;レオ・ベックに学ぶ―ユダヤ教とキリスト教の対話;質疑応答)
著者等紹介
マゴネット,ジョナサン[マゴネット,ジョナサン][Magonet,Jonathan]
1942年ロンドンに生まれる。ロンドン大学医学部を卒業後、ラビへの転身を志してロンドンのレオ・ベック大学で学び、71年にラビに任職。74年にドイツのハイデルベルク大学で旧約聖書学により博士号を取得。レオ・ベック大学教授として聖書学を講じ、また同学長を歴任した。宗教間対話に精力的に取り組む
小林洋一[コバヤシヨウイチ]
1941年新潟市に生まれる。1986年The Southern Baptist Theological Seminary大学院博士課程聖書学専攻修了(Ph.D)。1986年‐2012年西南学院大学神学部教員(旧約学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 東京山の手昔がたり