出版社内容情報
『痴愚神礼讃』を著して時の支配層と教会を痛烈に諷刺。新約聖書のギリシャ語本文を初めて校訂。宗教改革運動に大きく寄与。しかし自由意志論をめぐってルターと対立し、後に改革陣営から絶縁された16世紀最大の人文学者エラスムス。彼はまた偉大な文通者でもあった。往復書簡から浮かび上がる当時の改革者たちの人間群像。
【目次より】
第1章 メランヒトンとエラスムス
第2章 エコランパディウスとエラスムス
第3章 フランソワ1世とエラスムス
第4章 ヘンリー8世とエラスムス
第5章 レオ10世とエラスムス
第6章 クレメンス7世とエラスムス
第7章 エックとエラスムス
第8章 ベダとエラスムス
終 章 まとめに代えて
おわりに
エラスムス著作索引
人名解説/書簡年表
木ノ脇悦郎[キノワキエツロウ]
木ノ脇悦郎(きのわき・えつろう)
1942年生まれ。1968年、関西学院大学大学院神学研究科修士課程修了(神学修士)。1980-81年、カナダ・トロント大学客員研究員。1992年、関西学院大学よりエラスムス研究により博士学位受領(神学博士)。2001-02年、アムステルダム自由大学客員研究員。福岡女学院短期大学教授、関西学院大学神学部教授、同神学部長、福岡女学院院長、福岡女学院大学学長を歴任。著書:『エラスムス研究――新約聖書パラフレーズの形成と展開』(日本基督教団出版局、1992)、『エラスムスの思想的境地』(関西学院大学出版会、2004)他。訳書:A・ケニー『ウィクリフ』(教文館、1996)、エラスムス『天国から締め出されたローマ法王の話』(新教出版社、2010年)他。
内容説明
エラスムスは『痴愚神礼讃』を著して時の支配層と教会を痛烈に諷刺し、また新約聖書のギリシャ語本文を初めて校訂するなど宗教改革運動に大きく寄与したが、自由意志論をめぐってルターと対立、後に改革陣営から絶縁された16世紀最大の人文学者である。彼はまた偉大な文通者でもあった。往復書簡から浮かび上がる、当時の改革者たちの人間群像。
目次
第1章 メランヒトンとエラスムス
第2章 エコランパディウスとエラスムス
第3章 フランソワ1世とエラスムス
第4章 ヘンリー8世とエラスムス
第5章 レオ10世とエラスムス
第6章 クレメンス7世とエラスムス
第7章 エックとエラスムス
第8章 ベダとエラスムス
終章 まとめに代えて
著者等紹介
木ノ脇悦郎[キノワキエツロウ]
1942年、鹿児島県名瀬市(現奄美市)に生まれる。1968年、関西学院大学大学院神学研究科修士課程修了(神学修士)。1980‐81年、カナダ・トロント大学、宗教改革ルネサンス研究所客員研究員。1992年、関西学院大学よりエラスムス研究により博士学位受領(神学博士)。2001‐02年、アムステルダム・フライ大学、中世末期宗教改革研究所客員研究員。福岡女学院短期大学教授、関西学院大学神学部教授、同神学部長、福岡女学院院長、福岡女学院大学学長を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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