旅する教会―再洗礼派と宗教改革

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旅する教会―再洗礼派と宗教改革

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  • サイズ B6判/ページ数 302p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784400227250
  • NDC分類 198.38
  • Cコード C1022

出版社内容情報

再洗礼派(アナバプティスト)は幼児洗礼を否定し、信仰洗礼のみを主張したことによって宗教改革主流派から徹底的に弾圧され、安住の地を求めて世界を旅する教会となった。
しかし彼らの信仰理解と社会実践は貴重な遺産を残している。
宗教改革500年の年、もう一つの重要な改革運動の全容を明らかにした、気鋭の研究者たちの共同執筆。

【目次より】

プロローグ
第1部 再洗礼派の誕生と受難
 1 偽りの教えを説く悪魔
 2 ルターから逸脱する改革者たち
 3 ツヴィングリの先を行く
 4 1528年の聖霊降臨祭に世界は終末を迎える
 5 財産のいっさいを共同体に供出する
 6 地上に降り立った新しきエルサレム
 7 心霊主義とメノー派の形成
 8 忌避と破門をめぐる戦い
 9 ジャン・カルヴァンと改革派の再洗礼派観
第2部 再洗礼派の諸相
 1 「使徒的生活」を目指す改革者たち
 2 メディアのなかの再洗礼派
 3 再洗礼派運動と都市
 4 イタリアのラディカルたち
 5 再洗礼派とバプテストの出会い
 6 『アウスブント』
 7 『殉教者の鑑』
第3部 近代化する社会を生きる再洗礼派
 1 「宗派化」の時代を生き抜く宗教的少数派
 2 「忌避」に同意しない者は破門する
 3 近世から近代を生き抜くメノー派
 4 フッター派の500年
 5 真の信仰は決して強制され得ない
 6 自由な社会の市民として生きる
 7 伝統の保持、「世界」への適応
 8 世界に広がる再洗礼派
 9 戦後に生まれた再洗礼派教会
エピローグ
 再洗礼派関連略年表

永本哲也[ナガモトテツヤ]

猪刈由紀[イカリユキ]

早川朝子[ハヤカワアサコ]

山本大丙[ヤマモトダイエイ]

内容説明

再洗礼派(アナバプテスト)は幼児洗礼を否定し信仰洗礼のみを主張するなど、ラディカルな立場のゆえに宗教改革主流派から徹底的に弾圧され、安住の地を求めて世界を旅する教会となった。しかし彼らの信仰理解、教会形成、ライフスタイル、社会実践は、現代に貴重な遺産を残している。宗教改革500年の年、もう一つの改革運動の全容を明らかにした、気鋭の研究者たちによる共同執筆。

目次

第1部 再洗礼派の誕生と受難(偽りの教えを説く悪魔―ルターの宗教改革と再洗礼派;ルターから逸脱する改革者たち―カールシュタット、ミュンツァー、再洗礼派;ツヴィングリの先を行く―スイス再洗礼派 ほか)
第2部 再洗礼派の諸相(「使徒的生活」を目指す改革者たち―中世後期の宗教運動と再洗礼派;メディアのなかの再洗礼派―ミュンスターの再洗礼派王国驚異譚;緩やかに根づくネットワーク―再洗礼派運動と都市 ほか)
第3部 近代化する社会を生きる再洗礼派(「宗派化」の時代を生き抜く宗教的少数派―16~17世紀の「スイス兄弟団」;「忌避」に同意しない者は破門する―アーミシュの誕生;近世から近代を生き抜くメノー派―プロイセン、ドイツ、ロシア ほか)

感想・レビュー

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松本直哉

23
千のプラトーの用語を借りるならば、強い指導者を頂点に階層秩序を持つカトリックやルター派やカルヴァン派が樹木なのに対して、無秩序に無政府的に広がる再洗礼派は地下茎に喩えられようか。幼児洗礼に関する規定は聖書にはなく、成人の明確な意志に基づく洗礼のみを認める彼らの方が正しいのは自明なのに、溺死刑や焚刑などの厳しい弾圧に見舞われ、各地を転々としたあげく新大陸にまで活路を求めて旅する教会。聖書に忠実たらんとするために兵役や納税や教育の義務をあえて果たさない。世俗の権力と神の両方に仕えることはできないのだから。2020/07/16

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