内容説明
ルターの宗教改革と近代世界とを安易に直結させる当時のナショナルな解釈に抗し、プロテスタンティズムが近代科学や芸術文化、デモクラシー、資本主義等といかなる関係にあるかを冷静に論じ、その因果連関を明らかにした。盟友ヴェーバーの代役として急遽トレルチが語った歴史的講演の新訳。初版(1906年)と第2版(1911年)との異同を明記。
著者等紹介
トレルチ,エルンスト[トレルチ,エルンスト] [Troeltsch,Ernst]
1865‐1923。ドイツの神学者。ボン大学、ハイデルベルク大学神学部、ベルリン大学哲学部で教授を務め、また1919年から21年までプロイセン文部省で教育と教会制度についての次官を務めた
深井智朗[フカイトモアキ]
1964年生まれ。アウクスブルク大学哲学・社会学部博士課程修了、同大学より哲学博士号、また京都大学より文学博士号を取得。現在、金城学院大学人間科学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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