感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAN
11
アメリカの国そのものがその根底にクリスチャンが新天地、神の国、イエスの理想を求めてできたものであることを理解する必要があり、日本の開国もそこに原点があるため、このアメリカ史の理解なくして、近現代史、また日本の世界に対する立ち位置すらも本当の意味で理解できないに違いない。米国大統領選でのトランプの熱狂的な選挙集会も、米国のリバイバル運動にその根があるのだと思った。2022/03/08
ジュン
2
宗教というテーマを盛り込んでアメリカの歴史をひも解くことで、アメリカ理解を深めることができる一冊。 民主主義か、個人の自由か、コミュニティの結束か。「何がもっとも優先されるべきアメリカか」という主張はアメリカのパブリックな論壇に繰り返し登場するテーマであるが、その端緒は海岸沿いの大学的議論からではなかなか出てこない。 「日本のアメリカ研究は宗教にほとんど言及せず、それが弱点である」ということを教えてくれる一冊。2016/01/20
_kuramoo
1
基本を学ぶのにはぴったり。経済や歴史の流れに関しては知ってる人が多いと思うが、アメリカでのキリスト教の発展に関しては知らない人が多いと思う。アメリカという国を知る上で非常に重要なポイントなので、そうした理解の手助けにはなると思う。2017/12/23
Uz あなぐま
0
アメリカにおいてキリスト教が政治、経済をはじめ社会全体に強い影響を持っている、ということは想像がつくがその実際についてはほとんど知らない。とくに大覚醒から南北戦争あたりまでにおける宗派間の論争や勢力の移り変わりは内容についていけず、読み終えた今もまったくわかった気にはなれない。また一つ無知を確認できた。2021/02/22