内容説明
カルヴァンに先だってスイス宗教改革を牽引したツヴィングリの生涯を概観し、その働きの特質を「説教」に位置づけて詳しく分析。とりわけ「反戦説教」の本文と解説を掲載。またバルトのツヴィングリ理解、さらにコクツェーユスの契約神学や、アナバプテスト派に関する貴重な論考を収録。
目次
第1部 ツヴィングリとその時代(ツヴィングリ略伝―右手に聖書、左手に剣;説教者ツヴィングリ―マタイ福音書講解説教と時代状況;ツヴィングリ説教選―反戦説教)
第2部 改革派教会の遺産(バルトの見たツヴィングリ;コクツェーユスの契約神学;ドイツ改革派教会の伝道の神学)
第3部 徹底的宗教改革(アナバプティズム研究の手引き・その一―一九六五年;補 再洗礼派研究の手引き・その二―一九九二年;アナバプティストの教会規律 ほか)
著者等紹介
出村彰[デムラアキラ]
1933年、仙台に生まれる。東北学院大学、東京神学大学を経て、イェール大学、プリンストン神学大学、バーゼル大学に留学。神学博士。東北学院大学文学部教授、副学長を経て、同大学名誉教授。前宮城学院理事長。宗教改革史に関する著書・訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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