内容説明
生涯と思想を立体的にとらえた評伝。非暴力主義者であった若き牧師は、ユダヤ人絶滅を図るナチの蛮行を前についにヒトラー暗殺計画に加わった。しかし逮捕され、ドイツ敗戦1か月前に39歳で刑死。その生涯と思想は、第二次大戦後のキリスト教会と神学に大きな影響を与え続けている。本書は、ボンヘッファー研究の新世代をリードしてきた著者による、簡潔にしてバランスのとれた評伝であり、ボンヘッファーの入門書としても最適。
目次
1 ブレスラウからベルリンへ 1906‐1923
2 テュービンゲンから再びベルリンへ 1923‐1927
3 地平の広がり 1928‐1931
4 開演 1931‐1932
5 教会闘争の始まり 1933
6 ロンドンの在外牧師として 1933‐1935
7 牧師研修所の所長 1935‐1937
8 非合法活動への道 1937‐1940
9 陰謀の時代 1940‐1943
10 ベルリン=テーゲルの囚人として 1943‐1945
終章 現代の聖人?
著者等紹介
橋本祐樹[ハシモトユウキ]
関西学院大学神学部准教授。1980年兵庫県生まれ。関西学院大学大学院神学研究科博士課程前期課程、後期課程修了。日本基督教団飫肥教会主任担任教師、神戸栄光教会担任教師、ハイデルベルク大学神学部客員研究員・博士課程を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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