出版社内容情報
邦人の手によってまとめられた初期キリスト教史研究の画期となった古典。堅実で厳密な学問的態度と信仰的立場とがみごとに融合。本書が現代の読者にとって、「キリスト教の起源」研究の「古典」であることに間違いはない。その意味で、本書が復刊されることを心から歓迎したい。(荒井献)
【目 次】
第一篇 ユダヤ教
第一章 紀元第一世紀までのユダヤ教団の変遷
第二章 ユダヤ教の特質、その内部状況
第二篇 基督教の発端
第三章 バプテスマのヨハネ
第四章 イエスに関する資料
第五章 イエスの活動の概観
第六章 神の国の説教
第七章 イエスの人格、最後
第三篇 教会の成立と発展――使徒時代
第八章 エルサレムの教会
第九章 ヘレニズム・ローマの世界、福音の進出
第十章 伝道者としてのパウロ
第十一章 神学者としてのパウロ
第十二章 異邦人伝道の成果、異邦人教会
第四篇 使徒後時代、古カトリック教会の成立へ
第十三章 エルサレムの滅亡、ユダヤ人キリスト教の運命
第十四章 ローマ帝国と基督教会との関係
第十五章 使徒後時代における教会の諸問題と教会書翰
第十六章 最初の三福音書
第十七章 ヨハネ文書
第十八章 使徒教父
第十九章 グノーシス主義
第二十章 マルキオン
第二十一章 ユスティノスと弁証論者たち
第二十二章 新約正典の成立
第二十三章 使徒信条と古カトリック教会
第二十四章 第二世紀の教会――モンタヌス、アイレナイオス、殉教者たち
山谷省吾[ヤマヤセイゴ]
1889年、岡山県に生まれる。東京帝国大学卒業後、内務省勤務を経て第四高等学校、第三高等学校教授を務めた後、31年、室町教会牧師、46年、信濃町教会牧師、51年、口語訳聖書専任委員、55年、東京神学大学教授、66年、東北学院大学教授を歴任。また駒沢教会、豊島岡教会牧師も兼ねた。著書は『パウロの神学』、『パウロ書簡・私訳と解釈』全5巻、『新約聖書解題』など多数。1982年逝去。
荒井献[アライササグ]
目次
第1篇 ユダヤ教(紀元第一世紀までのユダヤ教団の変遷;ユダヤ教の特質、その内部状態)
第2篇 基督教の発端(バプテスマのヨハネ;イエスに関する資料 ほか)
第3篇 教会の成立と発展―使徒時代(エルサレムの教会;ヘレニズム・ローマの世界、福音の進出 ほか)
第4篇 使徒後時代、古カトリック教会への進展(エルサレムの滅亡、ユダヤ人基督教の運命;ローマ帝国と基督教会との関係 ほか)
著者等紹介
山谷省吾[ヤマヤセイゴ]
1889年、岡山県に生まれる。東京帝国大学卒業後、内務省勤務を経て第四高等学校、第三高等学校教授を務めた後、31年、室町教会牧師、46年、信濃町教会牧師、51年、口語訳聖書専任委員、55年、東京神学大学教授、66年、東北学院大学教授を歴任。また駒沢教会、豊島岡教会牧師も兼ねた。1982年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 石、紙、鋏