内容説明
「自由なる国民教会」の形成を目指して奮闘した壮年期から晩年に至る植村の活動とその時代背景を活写。海老名弾正との「キリスト論論争」、東京神学社設立、韓国キリスト者との関係、大逆事件、貧困問題、女性の地位向上等々、時代の課題と取り組み続けた一牧師の姿を浮き彫りにする。評伝3部作、完結。
目次
序に代えて―正久の志した日本の教会形成と日本帝国の出現
第1章 藤村操の自殺
第2章 海老名弾正とのキリスト論論争
第3章 東京神学社の設立
第4章 明治三八年「独立決議案」
第5章 社会問題とキリスト者
第6章 植民地支配と『福音新報』
第7章 大逆事件
第8章 天皇制理解
第9章 女性の解放と自立を目指して
第10章 大正期の富士見町教会
第11章 突然の死
終わりに
著者等紹介
雨宮栄一[アメミヤエイイチ]
1927年京城に生まれる。1953年日本基督教神学専門学校卒業。1962‐63年西ドイツに留学。日本基督教団山梨教会、阿佐ヶ谷東教会、東駒形教会牧師を経て、1997年中部学院大学教授。現在同大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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