内容説明
福音書、使徒言行録、書簡文学、黙示録などに登場するマカリズム(幸いの宣言)。これまで、初期キリスト教文書全般におけるその重要性は認識されつつも、神学的・文学的位置付けや、修辞的機能についての研究は決して十分でなかった。本書はその欠を埋め、マカリズムに新たな光をあてた画期的労作である。
目次
第1章 旧約聖書におけるマカリズム
第2章 初期ユダヤ教におけるマカリズム
第3章 ヘレニズム・ユダヤ教におけるマカリズム
第4章 新約聖書におけるマカリズム
第5章 使徒教父におけるマカリズム
結論と展望