内容説明
アイヌの暮らしや文化、開拓と発展の道のり、46都府県を圧倒する地形や地質の謎に迫る!
目次
絶景「空撮」グラビア 空から見た北海道(北海道の全189市区町村マップ;北海道の鉄道路線図 ほか)
1 地図で読み解く北海道の大地(地球規模のプレート運動が北海道の大地と山々をつくる!;北海道に30超もある活火山が直線上に並んでいるのはなぜ? ほか)
2 北海道を駆け抜ける鉄道網(日本初の軌道交通は茅沼を走り手宮~札幌に道内初の本格鉄道;道南~道央を結ぶ通称・海線 函館&室蘭本線・千歳線の実力 ほか)
3 北海道で動いた歴史の瞬間(古代史;中世史 ほか)
4 北海道で育まれた産業や文化(150年で200万都市へ成長!道都・札幌が大発展した理由とは?;北海道に産業大革新をもたらした炭鉱の開発と発展、そして現在 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
89
さすが地図の昭文社。ほぼ全ページに地図が載る。北海道の成り立ちはジュラ紀にユーラシア大陸の付加体であった西部北海道を基盤とし、北米プレートと太平洋プレートの境界にできた千島弧が東から衝突、中央が隆起し日高山脈が出来、その反動で押し下げられた石狩平野が生まれた。札幌も支笏火山が約4万年前に巨大噴火で火砕流台地を作り、豊平川の扇状地としての湧水が北海道大学内を流れる川となり、また大型カイギュウ類の世界最大級の化石が発見された。アポイ岳のカンラン岩など地形もすごいが、鉄道・歴史・産業・文化も興味深いものばかり。2022/06/10
skunk_c
50
地図と旅行ガイドをメインにする出版社なので、各種の地図と、特に前半の自然環境についての説明が面白かった。地理屋が作った本という感じ。ただ、副題がいうほど初耳・秘話という印象はなく、例えば札幌を取り上げたところでは、すでにブラタモリの該当巻で話題になっていたことが多い。歴史についてもちょっと中途半端な印象。むしろ札幌の路面電車や地下鉄の話が結構詳しくて、乗りに行きたくなった(8月下旬に乗れそう)。7月に北海道に行くときに、車に放り込んでおくのもいいかな。吉田初三郎の鳥瞰図は大判の実物を見てみたい。2022/06/12
kawa
27
北海道は割りに訪問する場所なので旅のお供的一覧一読。グーグル地図も一緒で道内を何周かした気分。十勝のタウンシュベツ川橋梁と釧網本線は近いうちに訪ねたいものだ。ホタテでうるおう日本最北の村・猿払(さるふつ)村の平均所得(620.3万円)が道内一、日本有数というのにはビックリ。(昭文社・株主優待でゲット本)2022/10/23
ぷー
3
北海道民として読んでも面白いし、知らなかったことが多々ありました。文章としても平易で読みやすく、ボリュームもちょうど良い感じ。この本で興味をもち、さらに他の資料をあたる、という間を埋める初心者向け本でオススメです。2021/12/18
けいちゃん(渡邉恵士老)
3
地図や旅行本を多く出している昭文社による、地域の解説本です。 さすが昭文社だけあり、地図を軸にして地域の地理や歴史、文化等が分かります。 オールカラーで写真がふんだんに使われているので、ビジュアル的にも分かりやすいです。 ただ、1テーマ2ページずつなので、テーマによっては少し物足りないかも。 雑学、コラムとしては面白いです。2020/11/29