感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケイト
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昨今の日本の価値観、仕事や勉強に取り組む姿勢、目上の人への尊敬、家族を大切にする姿勢は「論語」が基準となっていると改めて気付いた。最近では、「アンチ労働」のような風習が見られるが、これは儒教の効力がなくなってきているように感じる。長時間労働が美徳とされていたが、これも変わりつつある。これからは儒教基準で考えず「多様性」が重要になってくるのだろう。もちろん、論語は精神面を支えてくれたものも事実。その素晴らしさを忘れず、儒教に変わる「何か」を模索していくのがこれからの課題だろうか。まさに「古きを温ねる」2025/05/30