内容説明
一帯一路構想で狡猾に資源を狙う中国、天然ガスを武器化したロシア、脱ロシアを進める欧米、そして岐路に立つ資源貧国の日本…。世界経済を回す「資源」と、激化する「争奪戦」の真相!!
目次
Introduction 資源のキホン
1 資源のいまを知る13の話題
2 資源をめぐる日本の現状
3 各国の資源戦略
4 経済で資源を読み解く
5 いま注目の資源を知る
著者等紹介
村山秀太郎[ムラヤマヒデタロウ]
スタディサプリ講師、世界史塾バロンドール主宰。早稲田大学大学院社会科学研究科修士課程修了。予備校で教鞭をとりながら百余国を歴訪し、昨今の国際情勢にも精通している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
162
世界の資源争奪戦が気になり、手に取りました。 本書を読むと、資源貧国日本の近未来が危ぶまれます。 太平洋戦争PartⅡ開戦前夜なのかも知れません。 http://ec.shop.mapple.co.jp/shopdetail/000000004228/2023/07/11
紫の煙
9
これからの技術開発に、期待できる資源はあることが分かった。脱炭素の観点から、大いに期待する。レアメタルは勿論のこと、食料資源が大きな心配事だ。資源のある国は、発言力のある国。2023/09/24
ichigomonogatari
6
世界と日本の資源・エネルギー情勢を地図やイラストを交えてわかりやすく説明する一冊。エネルギー、食料など資源の争奪戦はずっと続いてきたが、2022年のロシアによるウクライナ侵攻を機に資源事情が大きな転換を迎えたことがよくわかる。石油、レアメタル、穀物などだけでなく、土地や人間、はては砂まで資源ということに改めて気付かされた。資源が貧しい日本の現状や、世界の脱炭素化の流れについても詳しい。まずは興味あるところだけ拾い読みするつもりだったが、読み始めると面白くて最後まで通読した。2024/06/10
OwL
3
初めて触れる情報が多く、とても勉強になりました。2025/07/16
holyberg
3
一度見ただけで、読んだだけで全て頭に入ってしまう人もいるけれど、残念ながら自分はそうではない。こういう時残念。なので定期的に見直すことが良いんだろうと思いつつ、、、でもこれは図書館で借りた本、そしてこういう情報半年・一年で変わりそうな現在。とはいえ色々ためになりました。購入しておこうかなぁ。2025/05/19