感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
テッテレこだち
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ニューアカブームのおそらく終わりごろ、新人類と呼ばれた編集者でありライターである著者の対談やエッセイなどをまとめた本。ポケモンのクリエイターの田尻智氏のライター時代の師匠らしい(GFの刊行したゼビウス本の話もでてくる)ので読んでみたのだが、音楽評論は知らないものが多すぎてよくわからず、キョンキョンにすごい熱狂する文章にドン引きしつつ、という感じで、時代性を感じた。終盤がウルトラシリーズ系の特撮怪獣論や作家論で、クリエイターの背景などに触れており、そこが一番読んでいて面白かった。2024/11/27