出版社内容情報
ここはヴァンパイアが人間と共存する「煌星島」。
この島に初めてやってきた明日美は
ヴァンパイアについて不案内な奉公人。
彼女の幼き主人ルイをはじめとした
ヴァンパイアの血を持つ者の心を
明日美が持ち前の明るさで照らしていく。
心が優しくなるファンタジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
高宮朱雀
17
吸血鬼と人間の共存する島の、とある邸へ奉公人としてやって来た明日美。子供の頃に読んだ絵本で知ったこの島にずっと行って見たいと思っていた彼女の持ち前の天然さ(自然体と言うべき温かさ)に、いつしか主のルイだけでなく、彼の家族の心も解かれて行く。 少なくともルイにとってはこれまで出逢った事のないタイプだったのだろう。孤独な心を抱えたままの彼にとって明日美は珍しいが故に鬱陶しい、それ以上にまた一人になった時の寂しさを考えると深入りすべきではないと無意識にセーブを掛けていたと思う。2022/04/24
さゆき
14
登場人物の着こなしで明治・大正あたりの物語だと思ったけどたぶん現代もの。吸血鬼と人間が共存するこの島に、憧れてやって来たメイドの明日美が、吸血鬼の系統である主人のルイの心をほぐしていく温かなファンタジー。頑なになってしまったルイの心を解きほぐすには明日美くらい明るく打たれ強く天然なところのある人物が必要だったのでしょう。次第に懐いていくルイが可愛い。絵が綺麗で、明日美の着物も素敵です。2022/05/28
YS-56
4
わかりあえないものをわかりあうように。優しさこそが肝要か。2022/04/10
アオノ
2
すばらしすぎた……絵は美しい、お話も少し切ないけど楽しく幸せな話でした!!!2巻出ないのかな……二人のこれからをもっと読みたい……2022/04/22
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- Hi Lover