感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りー
20
「我々は何処から来たのか 我々は何者か 我々は何処へ行くのか」突然のゴーギャンに笑った。英治は凄いな。何度も何度も壁にぶつかったり刺されたりしても、また誰かを好きになれる。惹かれていく気持ちに冷ややかになったりしない。2023/03/12
星落秋風五丈原
19
上司のパワハラに心が折れ、仕事を辞めた千春は未だその記憶に苦しみ続けている。後の巻で明らかになるが、実力がある千春を事務所のトップがやっかんでパワハラしたらしい。大いなるとばっちりなのだが、千春はそれでも全く別人の何でもない一言に怯える。社内恋愛に破れ異動を言い渡されたナカムラはやる気のない同僚たちにうんざりする日々。社内問題児として集められた人達ばかりで、今までバリバリ仕事していたナカムラにしてみれば、気分は下がる一方だ。彼等が抱えている悩み苦しみは、一度に解決できるものではない。一話完結もしない。2020/02/07
sachi
14
「その場を 笑ってやりすごすのは 大人のスキルだと思っていた でもそうすると どんどん自分が苦しくなってきた 追い詰められてきた 生き延びるために 笑ってきたけれどでもそれは ゆっくりとした 自殺に近いものだった」2020/05/13
あつ子🐈⬛
9
「僕たちは 一度は信じた 『永遠』を すでに一回 失くしている」 だから傷つけない。説教しない、正論かまさない。…いい関係だなあ。こんな友情うらやましいなあ。 ナカムラさんの新部署のボスも最高。部下と目線同じにしとけばいいと勘違いしてる上司が多すぎる。"出世"して"責任"を取る。究極、上司の仕事はそれだけだ。 私たちはがむしゃらに働いて、安心して美味しいものを食べよう。あああ「何でも手巻き寿司」美味しそう。食べたい~。2023/05/15
sai
7
「居場所も、逃げ込む場所もたくさんあった方がいいと思う」 「僕たちは1度は信じた永遠を既に1回失っている」 「生き延びるために笑ってきたけれど、でもそれはゆっくりとした自殺に近いものだった」 ご飯を食べて、笑いあって話をして、日々なんとか息継ぎをして生きている。その中で見つめる自分のこと、相手のこと。 ぽろりと零れる言葉だったり思う気持ちが刺さるのは、身に覚えがあるから。 ソーメンとかパスタとか手巻き寿司とか、色々味変えて次々食べていけるメニュー美味しそうだし楽しそう。 最後がまた意味深で次の巻怖いなぁ2020/05/11