出版社内容情報
同じ会社の飯田さんは、男の噂が絶えない恋多き女。
安全圏で生きることがポリシーの僕とは無縁の女だと思っていた――あの時までは。
〔クライムクライ〕
出来のいい妹へのコンプレックスから、脇役人生まっしぐらな杏（あんず）の前に現れたのは「その他大勢」のくせに自信満々な男で…!?
〔モノｉ〕
サエない男子に舞い降りた絶世の美女との恋――！ この出会いは運命？ 奇跡？ それとも錯覚!?
〔とある日常の奇跡〕
クラスメイトの本田さんは、ちょっと変で、みんなから浮いていて、よくわからない神様を信じている。
〔春の虹〕
少しの毒に遊びゴコロ、やわらかな愛に満ちた4タイトルを収録。
青年誌から女性誌まで――?
個性派ストーリーテラー・天堂きりんが描く短編の集大成！
天堂きりん［テンドウキリン］
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
江藤 はるは
11
心に沁みついた2020/03/01
ちい
3
本当に色とりどりの話しの詰まった本でした。春の虹が好きでした。2019/12/31
六月
3
面白かった。日常の何気ない出来事を綴った短編集。天堂きりんさんの作品はきみ棲みとティーンズラブの印象が強かったので、こんな話も描けるんだと新たな発見が生まれた。この人の持つ独特な世界観や感性が好き。「モノi」が一番良かった。自分の人生なんだから他人との優劣に拘らず、自分なりに楽しいと思える方向へ進んで行きたい。心に響いた。2018/07/06
文学ババア
3
いっちゃんさいしょの安全圏で暮らす話と本屋の話が好きだな〜2018/04/29
猫大福
2
短編集。どの話も痛いところを抉ってくるなー。誰しも自分のことをつまらない人間だと思いたくないしね。アキトのハートの強さは見習いたい。彼のようにになりたいとは思わないけど(笑)、人生楽しんだもん勝ちだなって思えたっていうか。2020/09/30
