出版社内容情報
下着メーカーに勤めるキョドコこと小川今日子(おがわきょうこ)は、異常に自己評価が低いネガティブ女子。
学生時代に想いを寄せていた男・星名(ほしな)と職場で再会するが、彼は相変わらず善人の仮面を被り、陰では人を陥れるような残酷男だった。
キョドコが編集者・吉崎に恋していると知った星名は彼に接触を図り、一堂に会するBBQを企画。星名の企みを警戒するキョドコの前に、いちばん会いたくなかったあの男が…?
痛すぎる過去に心震える、衝撃の第4巻!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
39
2018年6冊め。虐待やマルトリートメントの環境に置かれた子どもは、愛情欲求を満たすために性的に逸脱することが起こりがちであるが、キョド子のようなケースも広義にとらえて性的モラルの欠如であろう。吉崎が一歩踏み出したが、八木さんには八木さんの過去があるのだな。2018/01/06
すみの
30
プライベートでは今日子、良かったねと言いたい。吉崎さんという味方を得て、心の重荷を少しずつでも軽くしてほしい。吉崎さんの人としてのかっこよさに救われる。ただ、吉崎さん同僚の女子からの嫉妬がまた一波乱か。仕事の方では部下を良いように使う上司のせいで、こちらは嵐が吹きそう。そして、星名…病んでるわ。胸にグサリ、そしてドーンと落とされるけど先が読めない展開にちょっとゾクゾク、そしてワクワク。2016/05/19
のの
14
興味のないオモチャでも他人に取られるのを嫌がる人っていますよね。 それがオモチャなんかじゃなくて生身の人間の場合、一筋縄ではいかないからドラマになるんですね。 だけど、思い込んだらそこしか見えなくなり、自分の首をも絞めるようなキョドコの性格がそんな簡単に変わるもんでしょうか? 好きだった人の呪縛は結構きつい。2016/08/02
そらねこ
12
感想既刊分は1にて。2018/01/27
椿
12
今回こそ、星名が尻尾を出すと思ったのに。まだまだ、今日子を陥れたいらしくて悔しい。読むたびに嫌な気分になるけど、ちゃんと決着がつくまで読まないと落ち着かないよ。2016/05/25