感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆうろう
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安部譲二(本名・直也)の奥さんだった著者による、60年代後半〜70年代前半の、猥雑だが活力漲る東京の夜を活写した異色な本。俺は安部譲二に興味があってこの著作を知った。著者は元スチュワーデス。当時は高嶺の花だった職業に就いていただけあり、また当時の有名私大卒という経歴から、なかなかの才媛とお見受けした。くだけた筆致の中にも知性を感じさせる、どこかあっさりとした文体が良い。P54やP58、P191では安部を好意的に記してると思う。P218〜220で彼が覚醒剤中毒に罹っていたと初めて知った。底本も読みたいなぁ。2024/04/03
wakazukuri
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タイトルそのもの。著者が安部譲二の妻だったとは知らなかった。さすが肝がすわっていらっしゃる。文章もあっぱれで面白く、引き込まれていった。痛快だった。2020/04/01
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- 父相田みつを 角川文庫