出版社内容情報
今秋のNHK連続テレビ小説「ばけばけ」の根幹を成す一冊!
2014年5月に今井書店から刊行された同名評伝の文庫化。本書は今秋10月から放送予定のNHK連続テレビ小説「ばけばけ」制作のための根幹を成す資料の一冊となっている書籍。島根・松江でラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と出会い、「耳なし芳一」「雪女」などから成る『怪談』などの再話文学を支えた妻・小泉セツ。没落した士族の家に生まれながらも、ハーンと共に困難な人生を歩み、支え合いながら生き抜いた彼女の生涯を、豊富な資料をもとに描かれた唯一無二の評伝。同書には夫・ハーンとの生活や思い出を綴ったセツによる回顧録「思ひ出の記」やセツによる「英語覚え書帳」も収録。
【目次】
内容・構成(目次案):単行本の際の構成に準ずる。
第一章 セツの生い立ち
第二章 松江士族の没落とセツ
第三章 ハーンとの出会い
第四章 結婚生活
第五章 未亡人時代
思ひ出の記
【解説】……「怪談文学創作の最大の功労者・小泉セツの生涯」
小泉 凡(小泉八雲記念館館長、小泉八雲・セツ曾孫)
【巻末付録】……セツ・ハーン略年譜/セツの「英語覚え書帳」