内容説明
「20世紀の名著100冊」に選ばれた『ハイト・リポート』の著者が贈る最新・女性の人間関係学。
目次
1章 母親対娘―二人の間にはフロイトも気づかなかったタブーがある
2章 女と女の友情―長話、無駄話は、実は哲学的でさえある
3章 姉と妹―出生と同時に始まった「特殊な関係」
4章 女の怒り、女の喧嘩―なぜ女だけが「あばずれ」と言われるのか
5章 ウーマン・アット・ワーク―上司、部下、同僚、連帯すればうまくいく
6章 女同士の肌の触れ合い―「セックス」ではない接触の方法
7章 レズビアンという関係―その三分の一は「女同士の結婚」と考えている
終章 新しい世紀に生きる―女性的価値体系が社会を変える
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みゃーこ
42
女性のセクシュアリティが秘匿され能動的であることがタブー視されている理由はなぜか。女性の体とセクシュアリティは常に他の女性からではなく性的関係をもつ男性目線で認められるという本質が女性自身を肉体から疎外する。母娘関係、姉妹関係、女の喧嘩、女の仕事、女性からの管理を恐れる男からの嫉妬と、他の女性が持つ優越感と劣等感への対処方法を考える必要がある。女性は連帯することが幸せか、物質的利益を捨てるべきか目的か、利益追求か自己実現の障壁にぶつかる運命にある。新しい世紀に男女平等は実現可能か女性自身が問われている。2015/08/04
駒
5
あまり共感出来ない部分もあり、読みにくさを感じてしまった。タイトル的にもっと抉ってくるかと思ったけどそこまででもなく…。2023/07/22
大豆
0
10年以上前に出版された本だけど、「アナ雪以降」の今読むことで改めての知見が得られる。2016/11/20
ゆい
0
いやいやいやそっち行っちゃったー!?いつの間にか同性愛の方へ誘導されていて、なんともタイトルとかけ離れていて驚いてしまった。とんでもないなあ。と思ったら英語のタイトルは「the loyalty taboo between women」なるほど、なんとなくそういう事だったのね。2016/01/04