内容説明
謎に包まれた英国王室の、厚く重いカーテンが今、開かれた。1981年、全世界が祝福した“あまりにも華麗で幸福”な結婚式から一転、悲劇の最期を遂げたダイアナ妃。彼女が生きた栄光の王室で繰り広げられたものは、誰もが驚きを禁じえない乱れた愛憎の生活だった。性倒錯、アルコール中毒、繰り返される不倫、そして離婚…。エリザベス女王の苦悶をよそに、メデイアに狙われる一族の人々。80年にも及ぶ隠されたスキャンダルが今、白日のもとに晒された!国際的な伝記作家として数多くの著書をもつキティー・ケリーが、4年の歳月をかけて記録文書類を詳細に調査し、1000人を超える関係者に取材して描いた渾身の書。
目次
知られざるルーツ―「あの方たちに疑問をいだいてはならないのさ」
縁切り―みにくいアヒルの子・ドイツ名から美しい白鳥・ウィンザーへの改名
秘密主義―「さまざまなことを自分の胸にしまっておくのを覚えたのは、あのときです」
未来予想図―七歳にしてクィーンを自覚した少女と、治める国のないプリンス
いやな予感―「自分がとても勇敢なのか、どうしようもない愚か者なのか、わからないよ」
タブー解禁―崩れだした神秘性。それは、家庭教師の暴露本から始まった
あるまじき行動―「王室は女王の人間的な側面を隠そうとしました」
他人行儀―「彼女は、肌のふれあいを病的とも言えるほど嫌っていました」
性の境界線―王室の結婚式でさえ、もう「おとぎ話」とはいえない
パフォーマンス―「生き残るためには、女王は変わらなくてはならない」〔ほか〕
感想・レビュー
-
- 和書
- スペイン黄金世紀演劇集