出版社内容情報
いつの間にか生えていて、いつの間にか無くなっている不思議な存在、きのこ。日本の菌類画の第一人者が、ベニテングタケを例にライフサイクルを描き、その正体に迫ります。様々なところで育つ色とりどりのきのこもご紹介。読者の「きのこ観」を「食べられるか毒か」という人間本意の一面的見方から解き放ち、「これほどに美しく、神秘的な存在が身の回りで生きていたのか」と気付かせてくれる作品です。
【目次】
内容説明
読んであげるなら4才から、じぶんで読むなら小学校初級から。
著者等紹介
小林路子[コバヤシミチコ]
東京都生まれ。1978年~1986年、自由美術協会会員。1986年、『キノコの不思議』(光文社)の挿絵を描くことをきっかけに、きのこに魅せられ、以来「菌類画」をライフワークに。2000年から英国王立キュー植物園に作品を寄贈する。2015年武蔵野市立吉祥寺美術館で開催された個展「小林路子の菌類画」をはじめ各地の個展、グループ展などで作品を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
42
読み友さんの感想を読んで。美しくわかりやすいキノコの生態について紹介している絵本です。ベニテングダケのサークルを山の中で見つけると、本当に特別な世界に招かれたような気になりますからねえ…!松茸もそんな感じで見つけたら驚くんだろうなあ。原発が大変なことになるまでは、毎年のようにキノコ名人友とキノコ狩りをしたものです。ヌメリスギタケモドキ、採ったなあ。タマゴタケも無茶苦茶可愛かった。私と同じ名前のキララタケ…毒キノコなのよね~。2025/10/29
anne@灯れ松明の火
17
新着棚で。周りに、きのこ好きがいるので、思わず手に取った。リアルな絵で、きのこの不思議、面白さを満載! きのこの美味しくなる秋に読むのがオススメかな。今、検索してみたら、小林路子さんって、きのこの絵本を沢山描いているんだ! また読んでみよ! 2025/09/14
定年(還暦)の雨巫女。
10
《本屋》茸のことが、わかりやすく描かれた絵本。勉強になりました。2025/09/12
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
7
きのこ=秋のイメージ。ベニテングダケを主役に、様々なキノコも紹介。きのこは菌糸で出来ている。2025/11/02
たくさん
3
キノコは素人には判断しにくいものっていうイメージが強すぎて、毒があるだろうか心配で野良のキノコはスルーしてしまうことが日常。それに対して愛情をもって紹介したい調べたいという人にとったらこんなに面白いものはないのだろうなという愛情を感じるようなイラストの本です。2025/10/30




