出版社内容情報
勇猛果敢で力持ち、こうと決めたら猪突猛進。
モンゴル出身の元力士が、でっかい体で繊細に、
蕎麦を打ちつつトラブル解決!
所属部屋のちゃんこ長に甘んじていたモンゴル出身の力士万太郎は、引退して一念発起。蕎麦打ちの修業を重ね、妻の希子とともに新橋に店を開いた。店には毎日、万太郎を慕って多くの客が訪れる。ところがある日の開店前、厨房に万太郎がいない。希子が慌てて探しにいくと、万太郎は馴染みのコの字酒場で女将からある相談を受けていた。
困った人を助けずにはいられない、熱血漢・万太郎の奮闘記!
内容説明
所属部屋のちゃんこ長に甘んじていたモンゴル出身の力士万太郎は、引退して一念発起。蕎麦打ちの修業を重ね、妻の希子とともに新橋に店を開いた。店には毎日、万太郎を慕って多くの客が訪れる。ところがある日の開店前、厨房に万太郎がいない。希子が慌てて探しにいくと、万太郎は馴染みのコの字酒場で女将からある相談を受けていた―。困った人を助けずにはいられない、熱血漢 万太郎の奮闘記!
著者等紹介
原宏一[ハラコウイチ] 
1954年生まれ。コピーライターを経て『かつどん協議会』で作家に。奇想天外な設定の中に風刺とユーモアがきいた作品を多く発表し、『床下仙人』(祥伝社文庫)が2007年啓文堂書店おすすめ文庫大賞に選ばれブレイク。近年は食小説など様々なジャンルに注力、好評を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
171
          
            原 宏一、初読です。あまり期待せず読んだら、スマッシュヒットでした。万太郎&希子夫妻をはじめとして、登場人物が皆魅力的です。しかし万太郎がモンゴル出身の元力士だとは思いませんでした。蕎麦処まんたで三立ての十割そばを食べてみたい。続編も希望します。 https://www.sun.s-book.net/slib/slib_detail?isbn=97843966367462025/02/19
          
        ゆみねこ
87
          
            モンゴル出身の元力士・万太郎は妻の希子と新橋で蕎麦店を営んでいる。気は優しくて力持ち、困っている人を放っておけない万太郎。行きつけの酒場のバイト女性のピンチを救い、ネットで悪口を書いた人物と対峙し、力士時代の後輩を励ます。テレビ局の理不尽なやり方と戦い、蕎麦農家のピンチに駆けつける。読みやすくサクッと読了。面白かった。2025/02/20
          
        雅
63
          
            元力士の蕎麦職人と奥さまによる、気持ちのいい人柄が生み出す会話や行動が心地良い。原宏一作品らしいスカッとする作品でした。2025/05/19
          
        Karl Heintz Schneider
52
          
            万太郎はモンゴル出身の元力士。新橋で妻とともに蕎麦屋を切り盛りしている。相撲取り時代の愛着から今でも髷を結っている。ポリシーは挽き立て、打ち立て、茹で立ての「3たて」。人情家で猪突猛進な万太郎は人が困っていると放っておけない。時には家業をほっぽって、その人のところに駆けつけることも。そんな万太郎を叱りながらも温かく見守る妻の希子がとてもいい。気は強いけど、夫を信頼し愛していることがよくわかる。2025/02/17
          
        rosetta
35
          
            ★★★☆☆これを新しくシリーズ化するつもり?モンゴル出身の元相撲取りが蕎麦屋の娘と結婚して2年の修行の末新橋に店を開く。カウンター四席、テーブル四つの小さな店で夫婦とバイトだけでやっている。借金もあるだろうに近所で老女将がやっている酒場くらいならまだしも、よくもまあしょっちゅうオーセンティックバーや高級寿司に行けるもんだ。住まいも築地のマンションとかでセレブっぽい?人助けのためとはいえ万太郎はしょっちゅう仕事を放り出していなくなるし、安易に臨時休業するし。口で言うほど客を大切にしている店とは思えない2025/02/26
          
        


 
               
               
               
              


