ユ・ウォン

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  • サイズ 46判/ページ数 250p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784396636210
  • NDC分類 929.13
  • Cコード C0097

出版社内容情報

『アーモンド』を生んだ「チャンビ青少年文学賞」受賞作品!

十八歳のユ・ウォンは有名な女子高生だった。十二年前のマンション火災事故の奇跡の生存者として。ユ・ウォンの姉は、幼い妹を布団で巻いて十一階から投げ落とした後、帰らぬ人となった。地上で彼女を受け止めたおじさんは、足に重い障害を負った。ユ・ウォンは奇跡の象徴として、おじさんは英雄として、一躍、時の人となった。
あれから十二年。いまだに世間は「あの事件の子」という眼差しで彼女を見る。姉は神格化され、「英雄」のおじさんは家をたびたび訪ねてきてはお金を無心していく。
そんななか、ユ・ウォンは同じ高校に通うスヒョンと知り合う。自分とは正反対のスヒョンに影響され、初めて他人に心を開いていくが……。
過酷な運命を背負った少女の軌跡を描く、感動と希望の成長小説!

内容説明

十八歳のユ・ウォンは有名な女子高生だった。十二年前のマンション火災事故の奇跡の生存者として。彼女の姉は、幼い妹を布団で巻いて十一階から投げ落とした後、帰らぬ人となった。地上で彼女を受け止めたおじさんは、足に重い障害を負った。ユ・ウォンは奇跡の象徴として、おじさんは英雄として、一躍、時の人となった。あれから十二年。いまだに世間は「あの事故の子」という眼差しで彼女を見る。姉は神格化され、「英雄」のおじさんは家をたびたび訪ねてきてはお金を無心していく。そんななか、ユ・ウォンは同じ高校に通うスヒョンと知り合う。自分とは正反対のスヒョンに影響され、初めて他人に心を開いていくが…。過酷な運命を背負った少女の軌跡を描く、感動の成長小説!「チャンビ青少年文学賞」受賞作品。

著者等紹介

ペクオニュ[ペクオニュ]
白温柔。1993年、慶尚北道盈徳生まれ。ソウル芸術大学文芸創作科卒業。長編童話『ジョンギョ』で、2017年、第24回MBC創作童話大賞を受賞し、作家として活動を開始。初の長編小説『ユ・ウォン』で、2019年に第13回「チャンビ青少年文学賞」、2020年、第44回「今日の作家賞」を受賞した

吉原育子[ヨシハライクコ]
新潟市生まれ。埼玉大学教育学部音楽専攻卒業。成均館大学などで韓国語を学ぶ。韓国文学翻訳院短期集中課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ナミのママ

54
12年前のマンション火災の生存者ウォン。狭い街なので誰もが知っている。姉はウォンを助けたあとに死亡し、地上で助けたおじさんも障害の残る身体になった。18歳になったウォン、姉の影が消えない家庭、進路、馴染めない学校。姉への罪悪感、おじさんへの申し訳なさ。色々な思いはいつまでもウォンにのしかかる。対照的な性格のスヒョンと知り合い、少しずつ変化していく姿が丁寧に描かれた青春小説。作中の韓国料理も美味しそうだった! 【チャンビ青少年文学賞・今日の作家賞】受賞作品。2022/05/07

星落秋風五丈原

36
「ごめんなさい。そう思いながら、私は目を覚ました。」 ほら、もう最初から違うのだ。どこの誰が、目覚めた時から謝ったりする?ウォンは一日、一日、罪悪感と共に生きている。自分が忘れようとしても、周囲が忘れさせてくれないのだ。災害や事故などで九死に一生を得た人が、自分が生き残ったことに対して抱く罪悪感、「サイバーズ・ギルト」。ある時から、ウォンは罪悪感と共に生きている。自分が忘れようとしても、周囲が忘れさせてくれない。奇跡のように生きているあなたは、周囲に感謝し、幸せな生活を送るのが“当たり前”だ。2023/03/29

あおでん@やさどく管理人

23
帯にも「善意に苦しんでいる」とあるが、メインはユ・ウォンとスヒョンの交流。スヒョンと時にはぶつかりながらも、内向きだったウォンが少しずつ自分の気持ちを周りに伝えられるようになっていく様子は好感が持てる。2023/09/16

フランソワーズ

19
姉とおじさんに命を救われた少女ユ・ウォンの思春期_。その犠牲の上に立っている自らの罪悪感、人の好意の裏を嗅ぎ取ろうする習性。故に一人になろうとする。ある日知り合った同級生スヒョンとの出会いによって、おじさんという”重荷”を下ろすことができ、ひいては”あの姉の妹”である自分の存在の重さから解き放たれることができた。平易な文章ながらも、ウォンやスヒョンたちの心情を深いところにまで切り込んでいるので、しばしば立ち止まって考えさせられました。→2022/07/10

まる子

19
チャンビ青少年文学賞受賞作(『アーモンド』も)。姉がつけてくれた名前「ウォン(願)」。あの火事がなければ…なぜ私だけが生き残ったのだろう。姉は死に、自分を助けたおじさんは身体に障害が残り、常に姉の影が自分につきまとう。親にも周りにも遠慮する日々。でも彼女がそんな毎日を救ってくれるきっかけになったんだと思う。結局、何かに囚われていても、自分の未来(道)は自分しか切り開けないんだな〜。韓国の高校生の話しなので感覚の違いはあるだろうけど、中高校生ぐらいが読むとイイかも。イ・ヒヨンの『ペイント』も読んでみたい。2022/05/10

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