潮鳴り

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  • サイズ B6判/ページ数 323p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784396634223
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

俊英と謳われた豊後・羽根藩の伊吹櫂蔵は、狷介さゆえに役目をしくじりお役御免、今や“襤褸蔵”と呼ばれる無頼暮らし。ある日、家督を譲った弟が切腹。遺書から借銀を巡る藩の裏切りが原因と知る。前日、何事かを伝えにきた弟を無下に追い返していた櫂蔵は、死の際まで己を苛む。直後、なぜか藩から弟と同じ新田開発奉行並として出仕を促された櫂蔵は、弟の無念を晴らすべく城に上がる決意を固めるが…。

著者等紹介

葉室麟[ハムロリン]
1951年、北九州市小倉生まれ。西南学院大学卒業後、地方紙記者などを経て、2005年、『乾山晩愁』で第29回歴史文学賞を受賞し、作家デビュー。07年、『銀漢の賦』で第14回松本清張賞を、12年には『蜩ノ記』で第146回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

294
九州豊後・羽根藩を舞台に 墜ちた男の不屈の生きざま を描く。 「落ちた花は二度と咲かない…」 お芳のこの言葉が本物語の テーマなのだろう… 伊吹櫂蔵の覚悟が潔く 読者に勇気を与えてくれる。 題名の「潮鳴り」は 心の叫び声なのか…全編に 漂う再生を願う祈りの ようなものが清洌で、読者の心を強く揺さぶっていく… 読んでいて、何度も背筋を 伸ばして座り直している…そんな感じの物語だった。2015/06/13

ふじさん

88
豊後・羽根藩を舞台に人生の再起を描く感動の1冊。一度、お役御免となり、無頼暮らしの櫂蔵に、再び出仕の機会が訪れる。新田開発奉行並となった櫂蔵は、弟の無念を果たすべく決意を固め、仕事に就くが思うように事は進むまず、辛い日々が続く。お芳は、辛かった時から彼を支え、出仕してからも女中として彼や彼の義母に献身的に仕える。死ぬまでの彼女の生き様には思わず涙した。又、義母・染井も義理の息子を陰で支え、お芳の良き理解者として温かく見守る。ほのぼのとして温かさが伝わる。櫂蔵の再起劇と共に、彼を支えた人々の生き様がいい。 2025/03/01

藤枝梅安

71
2時間半で一気に読みました。九州・豊後の小藩を舞台とした、葉室さんお得意のお家騒動物。葉室さんはこういう小説を書かせると本当に上手。最近ちょっと売れすぎて書きすぎてないか、と心配していたが、こういう小説を葉室ファンは待っていたんです。武士と商人、武家の女と市井に生きる女、それぞれの誇り。報われることのない誠意を貫く人々の潔さを、これでもかと詰め込んだ作品。「ひとはおのれの思いにのみ生きるのではなく、人の思いをも生きるのだ。」2013/11/28

里季

68
襤褸蔵と蔑まれ身を落とした櫂蔵は、謀られて自害に追い込まれた弟の思いを遂げるために一念発起する。それを心の底から支えたいと願う、これも一度は身を落とした女お芳。武家と商家の癒着や影取引などを乗り越えながら櫂蔵は弟の無念を晴らそうとする。いつもと変わらぬ葉室節だ。が、なぜにお芳の命は散ってしまわねばならぬのか。「落ちた花はおのれをいとおしんでくれたひとの胸の中に咲くのだ」お芳の花を胸の中に咲かせ、お芳の声を潮鳴りの中に聞き、櫂蔵は「生きてください」とのお芳の言葉通り、生き続けるのだろう。2014/02/06

ぬたぁん

67
図書館本羽藩シリーズ2作目、読み始めて直ぐに引き込まれる。二度目に咲く花はきっと美しいこのフレーズは、誰もがグッとくると思う、一度の失敗で人生が決まるのはどうかなぁ。それと、お武家様方は命を軽んじられる、この侍魂が第二次世界大戦へと進んでいくんだな。やはり、教育が大事なのだと痛感される。人と人の間に序列があることが当たり前の時代に見事に仇討ちする、旨く話をまとめ上げるところは、作者の素晴らしい技術だ。2016/04/07

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