大公女殿下(プリンセス)に捧げる密室

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  • サイズ B6判/ページ数 370p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784396633844
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

「お力を貸してください―」昔なじみの鞠岡未来生から助けを求められ、欧州の小国“ヴェルデンツ大公国”に向かった弁護士兼探偵の森江春策。なぜか到着するや大歓迎を受け、大公ヘルマン七世から晩餐の席で解決を頼みたい重要案件があると告げられる。そこへ彼の妹、大公女ヴィルヘルミーネが飛び込んできた。宮殿内の通信塔で殺人事件が起こったのだ。二人が射殺され、森江たちが駆けつけるまで誰も出てくる者はいなかった。塔内にいた未来生が最有力容疑者になるが、凶器は現場にない。勅任捜査官となった森江は解決に乗り出すが、行く先々でおてんば大公女に振り回されるのだった…。

著者等紹介

芦辺拓[アシベタク]
1958年大阪府生まれ。同志社大学卒。86年「異類五種」で第二回幻想文学新人賞に佳作入選。90年『殺人喜劇の13人』で第一回鮎川哲也賞を受賞し、デビュー。代表作は弁護士兼名探偵、森江春策が難事件を解決するシリーズ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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雪紫

61
「なんかこの事件滝警部や来崎さんが聞いたら面白がるし菊園検事は激しくツッコミ入れそう。」過去に解決した事件の関係者から請われ、ヨーロッパの中公国へ向かった森江。かつてその国の大公の無罪を明かした彼は連続殺人の解決を頼まれて、彼の妹も補佐に乗り出して。ミステリ部分はミスリードもたくさん仕込まれてて、行き過ぎた技巧派の名に恥じぬものだけどそれゆえに訳がわからん方の芦辺さんだったわ(特にエピローグ)。なお、冒険活劇部分はキャラクターも含めて良かったです。まさかの金獅子大活躍だし。2020/09/20

ダイ@2019.11.2~一時休止

53
森江春策の事件簿その20。裏表紙にもあるように金獅子が活躍する。金獅子が森江のところに来た理由も判ってよかった。2014/09/06

橋川桂

7
何だか、森江春策がこんなにストレートに名探偵してる話は、ひさしぶりな気がしてしまう。個人的に、菊園綾子に主役を譲ったり、別世界のバルザック・ムーリエだったり、エピローグにちょっと顔出しするだけな話を続けて読んだもので。「時の審廷」以来? 話はのっけからそれものな剣戟シーンから始まるルリタニアミステリ。足りないのはクラシックカーでのカーチェイスか、複葉機でのドッグファイト。その上でちゃんとミステリとしての読みごたえも。2018/12/09

チェブ

7
空き時間にちょっとずつ読んでたので、理解が浅かったのか、最後がわかりにくかった>< 森江探偵とともかちゃん、相変わらず飾らないキャラで好きです~ 芦辺先生の本は図書館本が多かったのだけれど、ちょっと集めてみようかと思って、昨日1冊買ってきました^^楽しみ~2014/10/04

ふう

5
なんかよくわかんないうちに一気読み。でも面白いような面白くないようななんか不思議な感じ(なにそれ) もう少し違う方法があっただろ的な壮大な動機も、大した役にもたたないツンデレプリンセスも、うーんなんだかなーって。中編を改稿して長編にしたらしいけど、そのまま中編にしといた方が良かったのかも。機会あれば最初の中編を読んでそれを確かめてみたい。2012/05/06

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