百瀬、こっちを向いて。

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  • サイズ B6判/ページ数 260p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784396632977
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

恋愛アンソロジー「I LOVE YOU」などで読書界を騒然とさせた話題の大型新人、初めての恋愛小説集。

著者等紹介

中田永一[ナカタエイイチ]
2005年、恋愛小説アンソロジー『I LOVE YOU』に参加、「百瀬、こっちを向いて」が読書界で話題を呼ぶ。その後、恋愛小説アンソロジー『LOVE or LIKE』や恋愛小説誌『Feel Love Vol.2』にて作品を発表。今後のさらなる活躍が期待される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

209
面白かった。好きな順に並べるなら、「百瀬」「小梅」「姫子」「久里子」かな。お話としても、女の子としても。2012/05/23

おしゃべりメガネ

204
素晴らしい短編集でした。乙一さん別名義の作品で『くちびるに歌を』を読んで、とても感動し、その文章の美しさ&楽しさに完全に虜になり、今作を手にとりました。高校生の男女を中心にした恋愛青春小説ですが、ただのベタ甘の内容ではなく、それぞれの話にしっかりとした人間ドラマが展開されており、じんわりと感動させてくれます。個人的にはやはり表題作が一番好きで、最後の‘結び’も本当にナイスでした。正しいかどうかは別として「有川浩」さんと「瀬尾まいこ」さんを足して2で割らない、そんな素敵で素晴らしく、とてもオイシイ作品です。2013/10/26

れいぽ

161
有川さんの甘さが「糖分補給ラブ注入」の直球なら中田さんのそれは「じんわり効いてくるサプリメント」な変化球。何気ないシチュエーションを甘酸っぱい青春の一コマに塗り替える筆力は素晴らしい。「小梅」のブスメイクといった発想もユニーク。面白かったですw2011/03/26

しろいるか

160
表題作『百瀬、こっちをむいて。』はアンソロジー『I LOVE YOU』にて既読だが、2回目読んでまた良さを再確認できた。『なみうちぎわ』『キャベツ畑に彼の声』『小梅が通る』の他3編も含め、どれも高校生の瑞々しいきもちが眩しい。百瀬に登場する田辺君や小梅に登場する松代さんや土田さんの存在がいいなあ。漢字で書くべき言葉をあえてところどころひらがなにしているのは中田さんの特徴の一つだが、柔らかくて好きだ。なみうちぎわを読んだ時にふと『夏と花火と私の死体』が過ったのはここだけの話w2012/09/13

しょこら★

105
容姿や性格に強烈な劣等感を持った少年、少女たち。教室の片隅でひっそりと目を合わせないように、目立たないように…生まれてきてごめんなさい。結婚なんてできない。暗い自分。活発な姉妹。共感しすぎて切ない。この物語の子たちは、ひょんなことからその日陰から抜け出していく―特に『小梅』が好き。学生時代は特に、見た目(顔、立ち居振る舞い、服装)にこだわる。でも、素顔でもメイクしてても、どっちでもいいなんて寛太いいやつすぎる!どれも眩しくて暖かいお話だった。2012/06/26

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