内容説明
無法の街に潜入した“闇の警視”を待つものは!?警視庁の元公安警察官・神木剛は、情報屋の太田から姪を匿ってほしいと依頼される。日本有数の暴力組織会長の車を盗み追われているというのだ。太田は捕らわれてしまった甥の救出に向かい、そのまま消息を絶ってしまう。太田の行方を追って、神木は不法滞在の外国人が住み着く港町へ潜入する。だがそこでは、港湾利権をめぐって今にも縄張戦争が始まろうとしていた…。
著者等紹介
阿木慎太郎[アギシンタロウ]
1939年、東京生まれ。1975年『愛と憎しみの宴』で文壇デビュー。以後、ロスアンゼルスに居を構え、アクション小説、ハードボイルドなど精力的な執筆活動を続ける。『闇の警視』シリーズ(祥伝社文庫刊)は80万部の人気作となっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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オオイ
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初めて読む、シリーズを読みたくなった。2009/12/06
Tamotsu Ookubo
0
阿木慎太郎の「闇の警視」シリーズは主人公・岡崎の死により、終わったのですが、その意思を継いだ面々が新しくチーフ・神木を立てて、暴力団『新和平連合』に立ち向かっていく新たなシリーズ。第1弾は「被弾」で第2弾が本作。 岡崎警視の義弟である神木だが、本作では前作の匂いをあまり感じさせない。というのも、岡崎の盟友・有川涼子率いる『救済の会』メンバーが最初と最後にしか出てこず、神木が公安時代に情報屋として使っていた太田の頼みを聞くところから始まり、「救済の会」メンバーがほとんど関わらず神木が単身で戦いを挑むからであ2018/09/01