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大東京三十五区 夭都七事件

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  • サイズ B6判/ページ数 289p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784396632168
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

明治、大正を経て近代化を遂げんとする昭和初期の帝都・東京。世相、風俗は変わるとも、未だやむことのない奇怪な事件…。見世物小屋に降った死骸、天神坂に出現する髑髏、老けゆく絵画の中の女、日本橋の上の人間消失、子を喰らう脱衣婆像、博覧会の血塗られた平和塔、荷車の後ろに踊る荒縄―早稲田の不良書生にして雑誌の種取り記者・阿閉万が持ち込む、巷間の珍聞奇聞から選りすぐった「夭都東京」の七事件!下宿館の大家で“縁側探偵”の「玄翁先生」こと間直瀬玄蕃は、サテ、如何にしてその綾を解き明かすのか?猟奇の謎、周到な罠、仰天の推理が冴える“本格”探偵小説の傑作。

著者等紹介

物集高音[モズメタカネ]
1964年生。散文家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

16
玄翁先生が帰還なさりました^^相変わらず、奇々怪々な出来事の解決を図ろうとしてはできずにちゃっかり、玄翁先生に持ち込むお調子者、万と素敵な縁側探偵、玄翁先生のコミカルなやり取りに笑わされます。今回は凄い人な割には短気且つ高飛車すぎて「脳の血管が切れないかしら?」と思ってしまう男装の麗人、尚子女子は個人的に苦手です。しかし、聡明で頼もしい女子、ノンコさんこと臼井はなさんが登場してきて癒されます^^そして京極氏担当の装丁も素敵です。2011/12/06

星落秋風五丈原

15
明治、大正を経て近代化を遂げんとする昭和初期の帝都・東京。世相、風俗は変わるとも、今だ止む事のない奇怪な事件。見せ物小屋に降った死骸、天神坂に出現する髑髏、老けゆく絵画の中の女、日本橋の上の人間消失、子を喰らう脱衣婆像、博覧会の血塗られた平和塔、荷車の後ろに踊る荒縄、早稲田の不良書生にして雑誌の種取り記者・阿閉万(あとじよろず)が持ち込む巷の珍聞奇聞から選りすぐった夭都東京の7事件!2002/11/13

pomota

4
文章に慣れるまでがしんどいですが、内容は面白かったです。京極夏彦先生の装丁が中身の印象にピッタリで、見た目も良い本です。明治大正昭和辺りの懐かしき時代の怪異噺が楽しめました。主人公のちょろ万や玄翁先生のやり取りがテンポ良くて好きです。2012/12/06

saori

2
玄翁先生は、あっさり、もどってきた。なぞがちゃんと、とけるのに、ふしぎなものが、のこるところが、いい。おもしろかった。2014/04/19

miyako

1
擬態語がユニーク、平文はテンポが非常に良いので声に出すと口上のようで面白いが、目で読む分にはやや軽佻すぎるかも。怪奇話の基本は「正体見たり枯れ尾花」的オチだけど、いくつかは本物が混じってるんでは…と匂わせる。2011/07/10

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