大東京三十五区 冥都七事件

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  • サイズ B6判/ページ数 349p/高さ 14X21cm
  • 商品コード 9784396631840
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

両先生、御推薦!
高橋克彦 「奇想横溢、戦慄全巻の感あり。まさに天下一の奇書ならん」
京極夏彦 「帝都の幽昧をゆるがす7つの探偵譚。巧緻玄妙なる犯罪小説に酔うべし」

未だ闇深き「冥都東京」に現わる七ツの謎、謎、謎──血を吐く松、石雨れる家、
夜泣きする石、迷路の人間消失、予言なす小さ子、消える幽霊電車、天に浮かぶ文字──
これら奇々怪々、不思議、千万の事件を取材するは、
早稲田の芋ツ書生にして、雑誌の種とり記者の阿閉万(あとじよろず)。
かたや、その綾を解いて見せるは、下宿館の家主で、「玄翁先生」こと間直瀬玄藩(まなせげんぱ)。
この大家と店子(たなこ)の珍妙なる問答の末に、明かされる意外な真相とは?
安楽椅子ならぬ"縁側探偵"の名推理とは?
面妖な謎、洒脱(しゃだつ)な文体、精緻な罠(トリック)、怜悧な論理(ロジック)! 探偵小説(ミステリ)の真骨頂がここにある!
瞠目の奇才、ついに本領を現わす!

近来随一の快著なりと世評高き物集君の新刊読了す。まさに天下一の奇書ならん。構想精緻、趣味万遍、奇想横溢、文味清涼戦慄全巻の感あり。物集君の文運いよいよ盛んとなるを確信せり。読書子も必ず購(もと)めてこの驥足(きそく)の天翔けるを見届けられるべし。                         高橋克彦

扉を開ければ馥郁(ふくいく)たる耽奇(たんき)の芳香漂い、頁を繰れば幻夢恠奇(かいき)なる冥界の全景(パノラマ)が屹立す。奇書『血食』を著した物集高音氏が満を持して放つ、帝都の幽昧を揺るがす7つの探偵譚。絶奇を求め大奇を猟る博識の著者が練りに練った、巧緻玄妙なる犯罪小説集に酔うべし。       京極夏彦

内容説明

末だ闇深き「冥都東京」に現わる七ツの謎、謎、謎―血を吐く松、石雨れる家、夜泣きする石、迷路の人間消失、予言なす小さ子、消える幽霊電車、天に浮かぶ文字―これら奇々怪々、不思議千万の事件を取材するは、早稲田の芋ッ書生にして、雑誌の種とり記者の阿閉万。かたや、その綾を解いて見せるは、下宿館の家主で、「玄翁先生」こと間直瀬玄蕃。この大家と店子の珍妙なる問答の末に、明かされる意外な真相とは?安楽椅子ならぬ“縁側探偵”の名推理とは?面妖な謎、洒脱な文体、精緻な罠、怜悧な論理!探偵小説の真骨頂がここにある!瞠目の奇才、ついに本領を現わす。

著者等紹介

物集高音[モズメタカネ]
1964年生まれ。散文家。「血食」(’99年)、「冥都七事件」
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

18
文体が講談調なので台の前に座って声に出して読んでみたくなります^^早とちりの万に苦笑しつつも玄翁先生の飄然として的確な指摘も与える縁側探偵ぶりが素敵です。昭和初期の時事を絡めながらも奇々怪々な事件を解き明かすだけでもいいのに最後には怪が残っているというのが怪談も好きな者としてはたまりません。2011/12/06

9
レトロな佇まい。縁側探偵、ステキでした。2020/10/10

ボトム

4
ちょろ万こと阿閉万が持ってくる不可思議な事件を縁側探偵こと間直瀬玄蕃が解決していく。昭和の初めのころの話なので当時の文章らしく書かれているので雰囲気は良いがなれていないため読みにくかった。2018/05/05

saori

2
よみにくいぶんしょうだった。さいごの、結末に、とても、びっくりした。ご隠居は、けっきょく、どうなったんだろう。つづきが、きになる。2014/04/16

pomota

2
独特の文体だけど慣れると味があって面白く感じられた。ちょろ万と玄翁先生の掛け合いが楽しい。ラストは切なく、良い余韻が残った。2012/12/14

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