内容説明
中国共産党政権は、チベットを侵略し、チベット人の自由や人権を奪っただけではなく、彼らの歴史をも奪い、勝手に書き換えようとしている。本書は、「古来チベットは中国の一部であり続けた」という中国側のプロパガンダに対するチベット亡命政府の反論・反証を記したレポートである。
目次
序章 「中華」「中国」という言葉について―「チベットは中国の一部」「チベット民族は中華民族の一部」は真実?
第1章 「元王朝(モンゴル)の史料」についての検証―元は、モンゴルの王朝であり、けっして「チャイナの王朝」ではない。
第2章 「明王朝の史料」についての検証―漢民族の王朝、明の領土は元に比べはるかに小さく、チベットに遠く及ばなかった。
第3章 「清王朝(満州)の史料」についての検証―清王朝は満州人の王朝であり、満州とチベットは「チュ・ユン」関係にあった。
第4章 「中華民国時代の史料」についての検証―チベットは清との関係を断絶し、中華民国時代には「独立国家」の宣言を行なった。
第5章 中華人民共和国成立後の史料についての検証―それ以前のどんな勢力とも異なり、チベットを実効支配し過酷な迫害を加えている。
著者等紹介
有本香[アリモトカオリ]
旅行雑誌編集長として世界中での取材を経験したのち独立。編集・企画会社を経営する傍ら、執筆活動を行なう。アジアでの取材経験が豊富で、ことに近年は中国、チベット、アジアの民族問題等の取材に注力し、雑誌への寄稿のほか、関連テーマで著書を上梓している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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