中国歴史偽造帝国―チベットから60の反証

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  • サイズ B6判/ページ数 265p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784396620554
  • NDC分類 319.229
  • Cコード C0031

内容説明

中国共産党政権は、チベットを侵略し、チベット人の自由や人権を奪っただけではなく、彼らの歴史をも奪い、勝手に書き換えようとしている。本書は、「古来チベットは中国の一部であり続けた」という中国側のプロパガンダに対するチベット亡命政府の反論・反証を記したレポートである。

目次

序章 「中華」「中国」という言葉について―「チベットは中国の一部」「チベット民族は中華民族の一部」は真実?
第1章 「元王朝(モンゴル)の史料」についての検証―元は、モンゴルの王朝であり、けっして「チャイナの王朝」ではない。
第2章 「明王朝の史料」についての検証―漢民族の王朝、明の領土は元に比べはるかに小さく、チベットに遠く及ばなかった。
第3章 「清王朝(満州)の史料」についての検証―清王朝は満州人の王朝であり、満州とチベットは「チュ・ユン」関係にあった。
第4章 「中華民国時代の史料」についての検証―チベットは清との関係を断絶し、中華民国時代には「独立国家」の宣言を行なった。
第5章 中華人民共和国成立後の史料についての検証―それ以前のどんな勢力とも異なり、チベットを実効支配し過酷な迫害を加えている。

著者等紹介

有本香[アリモトカオリ]
旅行雑誌編集長として世界中での取材を経験したのち独立。編集・企画会社を経営する傍ら、執筆活動を行なう。アジアでの取材経験が豊富で、ことに近年は中国、チベット、アジアの民族問題等の取材に注力し、雑誌への寄稿のほか、関連テーマで著書を上梓している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

phmchb

8
支那の共産党王朝による「チベットはずっと支那の一部だった」という主張しているプロバイダ本へのチベット側の反論レポート。日本の皆さん、同じ目に会わないように警戒しましょう!!2016/06/10

金吾

1
王朝が代わる度に正史を作る中国にとっては歴史は真実ではなくつくるものという考えが染み通っていると感じます。2018/12/06

まち

1
中国の領土問題で焦点になるのは、近代国家が成立する中華民国のとき。だからいくら明朝期や清朝期でチベットが独立国であったといって、今も独立国かとは言えない。あとコラムの中華民族の定義がおかしい。仲間にいれてやる的な意識ではない。孫文は中源から始まった黄帝が すべての民族の祖先に当たるとし、そこからすべての民族は中華民族と言えるとした。そんなわけで、ちょっと論理性に疑問が出る本でした。2012/08/29

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