著者等紹介
プルースト,マルセル[プルースト,マルセル] [Proust,Marcel]
1871年、普仏戦争とパリ・コミューンの直後、パリ郊外に生まれた。父はパリ在住の高名な医師で、裕福な家庭で教養豊かなユダヤ系の母に愛されて育った。少年の頃から文学者を志し、文芸雑誌への寄稿も行い、24歳で文集『楽しみと日々』をアナトール・フランスの序文を付して発表する。1907年頃からパリのオスマン通りの部屋に閉じこもり、小説『失われた時を求めて』の執筆に没頭する。1919年に刊行されたこの大作の第2篇『花咲く乙女たちのかげに』でゴンクール賞を受賞。だが、全巻の刊行を見ぬうち、病状が悪化し、1922年に肺炎で死去
ウエ,ステファヌ[ウエ,ステファヌ] [Heuet,St´ephane]
フランスの漫画家。バンド・デシネ(フランス・ベルギーを中心とするフランス語圏で描かれる漫画)の作家として知られる。1957年、フランス・ブルターニュ地方の軍港都市ブレスト生まれ。現在はパリに暮らし、二人の子供がいる。7年間インド洋で船員として働いたのち、パリで演劇のアート・ディレクターとなる。35歳のときにはじめて『失われた時を求めて』を読み、すぐにこの大長編のコミック化に着手した
中条省平[チュウジョウショウヘイ]
1954年、神奈川県生まれ。学習院大学フランス語圏文化学科教授。パリ大学文学博士。専攻は19世紀のフランス小説だが、映画・漫画にも造詣が深い。84~88年、フランス政府給費留学生としてパリに滞在。88年、東京大学大学院博士課程単位取得修了。2003~07年、朝日新聞書評委員、09年より手塚治虫文化賞選考委員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
- 雷鳴 徳間文庫