内容説明
夫(還暦を迎えた鬼才監督)・庵野秀明日本一のオタ夫婦のおかしくも愛おしいディープな日常!
目次
第1回 波状攻撃
第2回 遺伝子
第3回 コンクール入賞
第4回 津和野
第5回 先祖からの伝言
第6回 結婚式
第7回 集中力
第8回 庵野家最強の存在
第9回 ひとつしかない男
第10回 運転交代
第11回 お風呂おじさん
第12回 ファッショニスタとは
第13回 旅の思い出
第14回 監督の手料理
第15回 運貯金
第16回 言い間違い
著者等紹介
安野モヨコ[アンノモヨコ]
1971年、東京都生まれ。89年、漫画家デビュー。2005年、『シュガシュガルーン』で講談社漫画賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
岡本
102
Kindle。庵野監督の奥さんであり漫画家の安野モヨコ氏が書く庵野家の日常エッセイ。前作は漫画だったが今作はnoteでの連載を纏めた一冊。監督のインタビューで還暦を迎えて長生きしたくなって健康を意識する様になったとあり、ファンとしては嬉しい限り。2024/01/29
R
97
庵野夫妻のこのごろをつづった、妻モヨコから見た監督生態日記。もう20年になるんだと、特に親戚でもないのに感慨深く読んだのだが、本当に大変な人と結婚してんだなと思うような記述が、山ほど出てきて面白かった。シンシリーズがあれこれ作られていく間を追っているので、その時そんなことがと思うようなエピソードも多く、個人的には唐突にやってきた宮崎駿の話が面白すぎた、風立ちぬの裏側というでもないが、結局意味なかったんかい。操縦とか調教とか、そんな感じだが、仲良く暮らしている二人が幸せであってほしいと思う。2024/04/04
nonpono
81
台湾の旅路の空の下で注文。自らを監督をお世話する人と自認する安野モヨコ。越路吹雪における岩谷時子、アントニオ猪木における倍賞美津子、最近カリスマを支えるカリスマに興味がある。クリエイター同士が同じ屋根の下で暮らす厄介さ、安野モヨコが病を乗り越えて漫画本を出版したときに涙する監督。監督の体調維持が第一の安野モヨコ。寄り添う二人の、二人が抱く才能に感銘を受ける。愛猫が自分は監督の奥さんだと思い、ベッドの一番良い場所に寝ているのもまた良い。そして、二人のカリスマの作品に触れられる自分の僥倖を嬉しく思うのだ。2023/12/01
タコチュウ
61
庵野監督の生態には理解出来るところが多い。衣服への無頓着なところなどは激しく共感する。とはいえ、かなり面白可笑しくデフォルメされた結果ですよね。2024/01/08
Isamash
56
2023年安野モヨコ(庵野秀明の妻)発行著作。庵野の日常に興味があったので本書を手に取ったのだが、そういう意味ではかなり期待はずれではあった。安野さんがどういう人かも非常に興味があったが、なんだが夫の健康を心配する普通の奥さんで、意外だったり驚いたりしたが、まあ愛する人間を大切に思っているわけで当然のことか。飼い猫サリーが庵野を夫と思っており、モヨコは家政婦と思っていると指摘した知人のエピソードは面白かった。庵野のアニメ制作時の集中度の凄さの描写には成る程。どんどん相手に要求していくこともNHKTV通り。2024/07/21