東京創元社・ミステリ・フロンティア
ウィズ・ユー―若槻調査事務所の事件ファイル

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  • サイズ B6判/ページ数 294p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488017606
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

依頼はオンラインゲーム内での誘拐事件。調査を進めると、実際の誘拐事件を模倣していることが判明しー。ポップな私立探偵小説。

内容説明

閑古鳥が鳴く調査事務所に、ようやく訪れた一人の依頼人。何と、攫われた娘を取り返してほしい、と言う。なぜ警察ではなく調査事務所に?!よくよく聞いてみると、誘拐事件はオンラインゲーム“ウィズ・ユー”の仮想空間内で起きたものだった。背に腹はかえられず、依頼を引き受けた調査員の高原は、ゲーム内の身代金の受け渡し場所を見張るが―。その後、今回の事件は十五年前に起こった、実際の誘拐事件を忠実に模倣していることに気づく高原だが―著者が初めて描く、ポップな私立探偵ミステリ。若槻調査事務所の事件ファイルシリーズ開幕。

著者等紹介

保科昌彦[ホシナマサヒコ]
1963年、香川県生まれ。2003年、『相続人』で第10回日本ホラー小説大賞長編賞を受賞してデビューする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

20
何となく手にした作品、初読みの作家さん。ゲームをしないので、仮想世界がぴんとこないものの楽しみました(^o^)続編があるようなので、そのうち読むかな?2019/05/03

たま@

6
保科氏初読。主人公が勤める調査事務所に、娘が誘拐されたという相談が舞い込んできた。何故調査事務所に誘拐事件が、と思ったらリアル世界の話ではなく、空想世界のアバターの話だった。アバターは無事に戻ってくるものの、調べてる内に、リアル社会で似たような事件があったことがわかり…。凝ったミステリーではなく、自然体な感じのミステリーで、すんなりと読めて面白かった。主人公とその息子とのやりとりのぎこちなさが好きだったなぁ。2015/07/12

Yuki

6
初読みの作家さんでした。仮想世界と現実との事件をリンクさせるというのに興味をひかれました。時々、今どっちの世界の話をしているのかわからなくなりそうで、ちょっと読みにくく感じました。それと、キャラクターたちにもう少し魅力が欲しかったなと思いました。ポップな私立探偵とありますが、うーん、どうでしょうねえ。2014/09/10

むつぞー

6
どうも事件に首を傾げるものがあるためか物語の印象はちょっと弱いです。面白かったけどサラッと読んでしまって残るものが少ないと思います。高原をはじめ事務所の所員などなんか好きかも。続編がでるなら読んでみたいかな~と思いますね。2010/02/04

まめみ

5
「ウィズ・ユー」という名のオンラインゲーム内で発生した誘拐事件。娘と身代金を取り返してくれという依頼が、現実社会の探偵事務所に舞い込んで……。設定もキャラも、とてもよかった。が、仮想空間での犯罪で現金が動くという部分にリアリティが感じられなく、どうしても入り込めなかった。また、1ヶ月で1歳年を取る子どもの育成ゲームに大金をつぎ込む大人。そして、稼いだゲーム内コインを現実の現金に換金可能……う~む、よく分からない。身代金が絡まないバーチャルなら、より楽しめたのかも。続編があるとのことなので、読んでみたい。2012/08/13

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