内容説明
「おじさんは、誰の頭も生まれたときは同じだって言ったでしょ。それがずっと気になっているのよ」小学生のメグと、彼女の叔父で大学で栄養学を教えているまこと、二人のやり取りとたくさんのイラストで、脳に本当によい習慣が身につきます。
目次
第1章 「頭がいい」とはどういうことか?(朝食抜きはなぜ悪い?;食物の特異動的作用 ほか)
第2章 知は力なり(理論の基本は「三段論法」;ニューロンの終末ボタンは大きくなるの? ほか)
第3章 脳は生まれつき平等(誰の頭も生まれたときは同じだった!;エネルギーの源「ミトコンドリア」 ほか)
第4章 脳と栄養(小脳と大脳;犬の脳と人間の脳はどこが違うの? ほか)
著者等紹介
三石巌[ミツイシイワオ]
1901年、東京生まれ。東京帝国大学(現:東京大学)理学部物理学科卒。同大学院修了後、日大、慶大、津田塾大、清泉女子大で教鞭をとる。小・中学校の理科の教科書18冊をはじめ、著作は300冊以上に及ぶ。ノーベル化学賞受賞の吉野彰氏が小学生の時に読んだファラデーの名著『ロウソクの科学』の訳者としても有名。還暦を機に医学分野にも研究を広げ、分子栄養学による三石理論を確立し、その理論に基づく健康自主管理を実践した。主張した「高タンパク・高ビタミン・活性酸素の除去」の重要性は高く評価されている。1997年1月、95歳で逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アリミノ
1
子どもの読書にも読めるようにといった配慮があり、対話形式になっている。しかしこの対話形式が人によっては合わないかもしれない。小学生でそんなこと考えるのかとか思ってしまう自分にはそうだった。 食の重要性や著者の理論を少し知れたのは良かった。青魚を食べること、時は生命そのもの、スカベンジャーとなる等食材を摂ることが大事2023/10/31
ヨハネス
1
没後20年も経つ人の新刊がぜ今(令和元年11月)刊行か。理由はわからないけど三石理論は一理あると思っているので早速読んだ。でも、この「おじさんが小六から中一の姪に教える」というスタイルは、わかりやすく書くためにこうしたんだろうけどかえってピンとこなかった。DHAが不足すればEPAを材料にして自分で作れるというのは今まで知らなかった。「勉強ができる子はしっかり予習復習をしているからであり、生まれつき頭のいい子などいない」という説は、子供を勉強させるには良い説だけどこの本で証明してはいないので不満が残る。2020/07/04
tsutomu goto
0
読みやすく面白い2021/09/03
山根清志
0
(タバコの)ニコチンはニューロンの伝達物質の代わりになるから、それは頭の働きをよくする。 2020/07/31