内容説明
思想家・内田樹と能楽師・安田登。異才の二人が語り尽くす。日本文化の奥の底のさらに奥へ!能、論語、古事記…あまりに濃厚な対談講義。
目次
第1章 身体で日本を読む―二重構造の日本文化(鵺;滅びし者の物語 ほか)
第2章 古典を身体で読み直す―論語、六芸、「うた」の力(論語を身体で読む;白川静と孔子 ほか)
第3章 身体感覚で考える―中世の身体技法にあるヒント(脳と身体;中世の身体 ほか)
第4章 教養を身体化する―日本人は何をもって日本人たることができるのか(道徳と常識;法家のリアリズム ほか)
第5章 「共身体」を形成する―「個」を超えるために(張良の沓;サインを感受するセンサー ほか)
著者等紹介
内田樹[ウチダタツル]
1950年東京生まれ。思想家、武道家、神戸女学院大学名誉教授、合気道七段、多田塾甲南合気会師範、凱風館館長。専門のフランス現代思想のほか教育論、社会論、文化論、武道論など著書多数。約20年にわたり観世流シテ方の下川宜長師のもとで能楽の研鑽をつむ。2011年に神戸・住吉に道場と能舞台を兼ねる学塾「凱風館」を創立。著書に『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書、第6回小林秀雄賞受賞)、『日本辺境論』(新潮新書、新書大賞2010受賞)他多数。2011年4月に多ジャンルにおける活躍を評価され、第3回伊丹十三賞受賞
安田登[ヤスダノボル]
1956年千葉県生まれ。下掛宝生流ワキ方能楽師。元ロルファー。高校教師時代に能と出会う。ワキ方の重鎮、鏑木岑男師に27歳で入門。現在は、能楽師のワキ方として国内外を問わず活躍するかたわら、『論語』などを学ぶ寺子屋「遊学塾」を東京を中心に全国各地で開催。能のメソッドを使った作品の創作、演出、出演も行なう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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