内容説明
『ツァラトゥストラはかく語りき』『星の王子さま』…歴史に残る傑作誕生の背後には彼女たちの存在があった。世紀末から20世紀のパリ。有名文化人のミューズとなり、自らも燦然と輝いた女たちの壮絶な人生。
目次
第1章 ルイーズ・ド・ヴィルモラン(二十世紀前半最強のミューズ;結核療養のベッドの上で ほか)
第2章 リー・ミラー(二十一世紀の女性たちのロール・モデル;二つの不幸 ほか)
第3章 ルー・ザロメ(「二大巨人」と「最高の詩人」の心を捉えた女性;ロシア世襲貴族ザロメ家 ほか)
第4章 マリ・ド・エレディア(ジェラール・ドゥヴィル)(世紀末のパリで名声を博した「最強の女」;高踏派の巨匠、ジョゼ=マリア・ド・エレディアの三姉妹 ほか)
第5章 ガラ(シュールレアリスムの三巨頭を手に入れた女;ポール・エリュアール ほか)
著者等紹介
鹿島茂[カシマシゲル]
仏文学者。明治大学教授。1949年横浜生まれ。1973年東京大学仏文科卒業。1978年同大学大学院人文科学研究科博士課程修了。専門は19世紀フランス文学。『職業別パリ風俗』で読売文学賞評論・伝記賞を受賞するなど数多くの受賞歴がある。膨大な古書コレクションを有し、東京都港区に書斎スタジオ「NOEMA images STUDIO」を開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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