内容説明
薬を飲んだだけでは治らない。断薬しただけでも治らない。いまのメンタルな医療現場では、本来あるべき治療が行なわれていません。定型的治療法に当てはめて終わりです。あるべき治療をしていないのに、「治った」と医者が考えていたとしたら、治らなくて当然です。うつ治療にはたくさんの誤解がありますが、まどわされないようにしてください。もっとも正しい治療法は、患者さんが症状の原因となった問題をはっきりと認識し、それと向き合い、不安を取り除くことです。そうすれば、ほとんどのうつは治る病です。
目次
その1 薬だけ飲んでも、うつは治りません―では、薬を止めれば治るのか?(「私、うつでしょうか?」;「仕事が楽しくても、うつになるんですか?」;「薬を飲まなくても、治るんですか?」 ほか)
その2 間違いだらけのうつ治療―医者もよくわかっていない(「学問」的「研究」を鵜呑みにするな;医者はこれ以上、うつ患者を増やすな;いまさら患者にパソコンを教えるな ほか)
その3 うつって結局、何なの?―根っこの原因を知る(五月病は、病なの?;うつうつした気分は、病なの?;「心の不調のピラミッド」で考える ほか)
著者等紹介
千村晃[チムラアキラ]
1952年、東京生まれ。精神科医。千村クリニック(旧南池袋クリニック)院長。千葉大学医学部卒業後、千葉大学病院脳神経外科、東京厚生年金病院ICU麻酔科などでER救急・脳外科の診療にあたる。29歳のとき、東京医科歯科大学病院精神科に入局し、以後はメンタル医療に取り組む。2004年、南池袋クリニック開院。薬に頼らない自然な治療を実践している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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