内容説明
芭蕉の句は、なぜここまで日本人の心に響くのか―。その旅の生涯と、精神性の深奥をたどり、創作者としての全人像に迫る。執筆十年、著者畢生の大業、ここに完成。
目次
第1部 伊賀から江戸へ―芭蕉誕生(芭蕉への旅;深川・芭蕉庵;芭蕉の参禅 ほか)
第2部 野ざらし紀行―物の見へたる光(吉野と西行;「野ざらし」の旅立ち;富士川の捨て子 ほか)
第3部 笈の小文―造化のこころ(旅の決意;造化;風羅坊 ほか)
著者等紹介
栗田勇[クリタイサム]
昭和4年(1929)東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒、同大学院修了。フランス象徴主義の研究、本邦初のロートレアモン全集個人訳を皮切りに、文学・演劇・美術等の分野において、創作・評論活動を展開。昭和52年(1977)『一遍上人』(新潮社)で芸術選奨文部大臣賞受賞。平成11年(1999)、紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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