細田守の世界―希望と奇跡を生むアニメーション

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細田守の世界―希望と奇跡を生むアニメーション

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  • サイズ B6判/ページ数 279p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784396615314
  • NDC分類 778.77
  • Cコード C0095

内容説明

なぜ彼の作品はこれほどまでに私たちの感情を豊かにしてくれるのか―『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』そして、最新作『バケモノの子』

目次

第1章 希望の肯定 なぜ細田守作品は魅力的なのか?(希望の光を放つ細田守監督作品;細田守監督のあゆみ ほか)
第2章 『おおかみこどもの雨と雪』の衝撃(固定観念を疑い、ゼロから日常を見つめる発想力;何度も見返される古典的な作品 ほか)
第3章 取り返しのつかない想い『時をかける少女』(内容面とビジネス面で注目を集めた独立第一作;映像化を運命づけられた名作 ほか)
第4章 『サマーウォーズ』大家族と人のつながり(以後の細田作品を占う「背水の陣」の一作;細田守全部乗せ、娯楽のオールスター戦 ほか)
第5章 『バケモノの子』鏡を見て知る自分と家族の正体(『時かけ』から九年目の最新作;自分自身を映しだす「鏡」の役目をもつ物語 ほか)

著者等紹介

氷川竜介[ヒカワリュウスケ]
1958年兵庫県生まれ。明治大学大学院客員教授、アニメ・特撮研究家。日本SF作家クラブ会員。東京工業大学卒。文化庁メディア芸術祭審査委員、毎日映画コンクール審査委員などを歴任。テレビ、ラジオ番組にレギュラー出演多数の他、海外での展示会・映画祭での講演経験多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

14
『未来のミライ』公開に先立ち、今までの作品をおさらいしたくなったので。時かけのときから大好きな細田守作品。専門的な言い回しが少ないので読みやすく、あらすじの確認とともに「掘り下げたらそうなのかも」と思い当たる新発見ができた。自分の中では夏の映画にすでになっているから、今年もサマーウォーズとか観たくなりそうだな。/気になったこと:時かけの、真琴がタイムリープの回数が表示されてることに気づくときって、「90」ではなく「06」だと思っていたけど、違うのか…?2018/06/23

やまねっと

6
今は2022年だからこの本が出て約7年前になるのか。 この本は「時かけ」から「バケモノ」までを特集している。個人的には「サマーウォーズ」が一番好きだ。その中でも、朝顔の描写の意味に感心した。栄と朝顔とのメタファーはより一層物語を深くさせる記述だったと思う。 「時かけ」は当時劇場に観に行った記憶が微かにある。読売新聞の特集記事と筒井康隆が細田守監督と対談している記事を読んで興味を持ったのだ。筒井康隆のファンとして観ねばと思ったと思う。 細田作品をより深く読み解く副読本として最適なテキストである。2022/04/10

舟華

5
7月に地上波で細田監督作品をやっていたので、これを機に積んでいた今作に着手。バケモノの子までの4作について。最新作を見ていない私が言ってはいけないかもしれないが、私はスタジオ地図になる前の作品が好きである。うん、言ってはいけない。サマーウォーズの「全部のせ」にはたしかにー!と頷いた。当たり前だがどの作品もこだわりがすごい。2021/08/03

レコバ

5
細田守作品についてそれなりに楽しめるものの、今ひとつホームランに感じられない。といった感想を脱する目的で読んでみた。著者の指摘する評価要素、例えば、カメラワークの緩急など、それなりの説得力はある内容だった。裏読みなのだろうが、著者の中の監督の評価は、卒なく・上手いであり、ぎりぎりを攻めている・ヤバいといった部分にて、物足りなさを感じる部分があるのではないか。そんなふうに感じてしまった。2020/03/18

ブライト

5
細田作品を見た人で、「もっと知りたいな」という人にうってつけの本です!過去の3作品の分析に加えてアニメーションというもののもつ可能性を教えてくれます。アニメがもっと好きになりました。2015/08/19

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