内容説明
高校を卒業した中田絵里香は、専門学校に通っていた。彼女はちょっと前に自分の身に起こったある事件から、「男」と「金」に復讐を誓うことになる。味気なく過ごす日々の中で、いつもは無視するスカウトについていったのも、ほんの気まぐれ。しかし初日の4時間で2万円を手にした彼女は、それまでの時給900円のアルバイトを辞めてしまう。地元の大宮で「瞳」としてキャバクラで働きはじめた彼女は、この職業を「自分の天職」だと認識し、夜の世界で生きていく決意を固める。店で出会う多種多様な男たち。運命的な出会いをきっかけに、「胡桃」と源氏名を変えた「瞳」は、大歓楽街「歌舞伎町」へ移籍。「男」と「金」への復讐心を支えに、オラオラ営業をしまくった胡桃は、歌舞伎町でもNo.1へと登りつめた。そんな彼女に魔の手が忍び寄る…。キャバ嬢にしか書けないキャバクラのリアル。
目次
第1章 瞳(スカウト;作戦;女の幸せ;ホストの晃;露見;クリームシチュー;バースデイ・イベント;警告)
第2章 事件(孤独な女王;蒼白い天井;落とし穴;正体;通報;胡桃;偏見;四人目のNo.1)
第3章 洗礼(不夜城;人を見下ろせる場所;枕;プロ野球選手;マリオネット;白い粉と赤い玉;罪の意識;呪いの言葉;飴玉)
第4章 栄華(伝説;オレンジ;ベート-ベンの家)
著者等紹介
立花胡桃[タチバナクルミ]
1981年11月7日生まれ。埼玉県春日部市出身。18歳の時にスカウトされ、キャバクラ勤務を始める。最初は地元、大宮で働いていたが、後に歌舞伎町に進出。在籍した店では常に不動のNo.1の座に君臨する。非道なまでのオラオラ営業で、「悪魔」「女ヤクザ」の異名をとり、ピーク時の週給は200万円(月収800万円)。1日1000万円という売上を叩き出したことも伝説のうちのひとつ。歌舞伎町から六本木の高級キャバクラに移籍した後も、変わらずNo.1のまま、伝説を創り続ける。カリスマキャバ嬢として、テレビ(TBS系『中居正広の金曜日のスマたちへ』『ランク王国』)や雑誌など、様々なメディアにも取り上げられた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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