宮大工千年の「手と技」 - 語りつぎたい、木を生かす日本人の知恵

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  • サイズ B6判/ページ数 218p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784396611309
  • NDC分類 521.81
  • Cコード C0095

出版社内容情報

尾道(おのみち)・浄土寺 小林海暢(かいちょう)住職──推薦
棟梁(とうりょう)の「仕事」には感服しました。

「日本人の手仕事」の奥深さ
尾道(おのみち) 大本山・浄土寺 住職 小林海暢(かいちょう)
私と松浦さんとのご縁は、昭和四十三年に遡(さかのぼ)ります。
その年、浄土寺昭和期大修理が始まり、本堂(国宝)、阿弥陀堂(あみだどう)(重文)、山門(重文)の解体修理並びに、茶室(重文)の修理工事の大工副棟梁(とうりょう)だったのが、職人気質(かたぎ)の松浦さんでした。
松浦さんはその後、足かけ五年も、修理に当たってくださったわけですが、淡々とした中に垣間(かいま)見える「仕事」への執念には、いつも感服したものです。
腐りかけた柱はもとより、損傷(そんしょう)の部材は補修して、創建当時の古材(こざい)を最大限に生かして、新たな生命を吹き込んでいく。
日本人の「手仕事」の素晴らしさ、松浦さんの「技」に対する感動は今でも忘れられません。
その調(ととの)えられた技には「伝統と、ものを生かす」心が脈々としていました。
本書を読んで、この素晴らしい技術の心を次の世代へ残そうと、多くの人が思ってくださることを祈ります。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

subabai

1
文化財の構造、材料、修復とそこで使用する道具それから筆者の思い出まで。 現代は非常に便利になった反面、あらゆることに対する仕組みや道理の理解が希薄になったと感じた。ものが少ない中で有効かつ効率的な手法や利用法など、1000年もしくはそれ以上前の世界と対峙する宮大工ならではの世界を見ることができとても勉強になった。 2022/07/19

choo

0
新しい分野にチャレンジ。 やはり専門用語が多くて難しかった。 建築に関わってる人は分かるんだろうな。 宮大工というよりも職人というものに対する、考えて方が分かった。 草履を履けば、足をぶつけないように丁寧になる。 身に付けるもので動作も決まる。 とても勉強になりました。2020/03/12

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