内容説明
本書において著者は、歴史のスパンを1000年から1500年に広げ、いかに欧州の国々が、当初は地域内で戦争と謀略に明け暮れ、そこで練成した軍事力と謀略によって世界侵略に乗り出していったかという、その手口とルーツについて、明らかにしている。彼らにとっては、軍事力にもまして、破約、奸計、現地民洗脳こそが重要な手段であったのだ。現に多くの日本人がいまだにその呪縛から脱していない「東京裁判史観」なるものも、連合国によって周到に用意された、日本人洗脳政策の一環にほかならないのである。白人の世界侵略は、今日では「グローバルスタンダード」の名のもとに自国の都合の押しつけという形で、なお続いている。本書が、日本人の世界史の現実に目覚める一つの契機となることを願ってやまない。
目次
第1章 西郷隆盛の予言―西洋人を「野蛮人」と喝破したその炯眼
第2章 条約を守る民族、守らない民族―日本と欧米、信義の国はどちらか
第3章 非道と傲慢、西洋文明の正体―なぜ、その非道な手口が見過ごされてきたのか
第4章 破約の常習犯、ロシアの所行―なぜ、日本はいつまでも煮え湯を飲まされるのか
第5章 力と奸計、アメリカ文明の陰部―神の名のもとに、あらゆる悪行を正当化する厚顔無恥
第6章 常軌を逸した無法国家、中国―略奪、殺戮を「文化」とし、白を黒と言いくるめるその手口
第7章 グローバリズムという名の世界侵略―英語、牛肉食などの文化侵略と、それに立ち向かう日本文明
終章 日本文明の責任と使命
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