出版社内容情報
捕まるわけにはいかぬ――
一味の頭の執念の因とは?
偽の噂、?の手掛り、身代わりの盗賊まで仕立てる〝天狗小僧〟一味。
剣一郎の鋭利な読みと真摯な言葉が、賊の頭を追い詰める!
武士率いる押込み一味〝天狗小僧〟が箱根の関を越えた!東海道を荒らす賊の報せを受けた風烈廻り与力青柳剣一郎だが、虚報を?まされ、入念な仕込みで悪名高い一味の手玉に取られてしまう。そんな折、剣一郎は浪人塩崎弥十郎と出会う。破落戸の足蹴を黙って受ける温順な男だった。塩崎の下宿する道具屋が相場の倍で買い取られていたと知り、剣一郎はある疑惑を抱く。
【目次】
内容説明
武士率いる押込み一味“天狗小僧”が箱根の関を越えた!東海道を荒らす賊の報せを受けた風烈廻り与力青柳剣一郎だが、虚報を掴まされ、入念な仕込みで悪名高い一味の手玉に取られてしまう。そんな折、剣一郎は浪人塩崎弥十郎と出会う。破落戸の足蹴を黙って受ける温順な男だった。塩崎の下宿する道具屋が相場の倍で買い取られていたと知り、剣一郎はある疑惑を抱く。
著者等紹介
小杉健治[コスギケンジ]
1947年、東京生まれ。83年「原島弁護士の処置」で、オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。87年『絆』で日本推理作家協会賞を、90年『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
109
恨みとは当事者にしか分からないのだ。 毎年一輪の梅が咲く頃、帰れない場所、引き裂かれた相手を想う気持ちは増すばかりなのだ。この理不尽な状況は誰に向かう··そんな執念を描いたシリーズの第69弾!今回も面白く読んだのだった。2026/02/28
やま
42
南町奉行所の風烈廻り与力、青柳剣一郎の活躍の物語。 柳生新陰流の達人である青柳剣一郎は、賊を退治した際に頬に受けた刀傷の痕から青痣与力と呼ばれ、市井の人々から畏れ敬われています。東海道筋で盗みを働く大盗賊、天狗小僧一味が、江戸へ来るとの知らせが奉行所にもたらされる。 二十人を超える一味が江戸へ来て商家を襲うと聞いた青柳剣一郎以下奉行所の面々は警戒を厳重にする。盗賊の首魁である天狗小僧の過去が次々に暴かれて行く。天狗小僧は、昔の恨みを晴らすべく江戸へ戻ってきたが、復讐を果たすところを青柳剣一郎に捕縛される。2026/11/01
goodchoice
2
人の執念とはかくも深いものか。大好きな風烈廻り与力シリーズ、可能な限り続いて欲しい。ここのところ上田さん、藤井さんと時代小説作家の大御所が立て続けに亡くなられ、小杉さん、ご健康に留意され、長く執筆をお願いします。2026/03/23
好奇心
1
風烈廻りは、江戸時代の江戸町奉行所にいた「与力」の一種で、特に火事の予防や風向きの見張り、市中警戒を担当したパトロール役と説明されています、盗賊集団 天狗小僧捕獲の為、与力剣一郎と天狗小僧との情報戦等楽しく読ませて貰った、事件の発端は、上司と部下の女性を巡り、左遷された恨みへの仕返しだったとは、現代でもよくあることである2026/06/16




