出版社内容情報
私が、マンガ編集者!?
奇人変人クセ強な
作家&編集者だらけの
青年漫画誌にまさかの配属……。
奮闘の果てに、名作爆誕なるか!?
がんばれ!文学少女!
「お前に編集者の資格はない!」文学を愛する山田友梨は絶望していた。小説を作りたくて入社した出版社で配属されたのは、男だらけの青年マンガ編集部。忖度ない発言でいきなり大御所作家を激怒させ、お色気漫画や謎の覆面作家にも振り回される。ストレス過多の友梨に、ついにはマンガのキャラまで喋りかけてきて……。新人の奮闘に胸が熱くなる、青春お仕事小説!
『こちら文学少女になります』改題作品
【目次】
内容説明
「お前に編集者の資格はない!」文学を愛する山田友梨は絶望していた。小説を作りたくて入社した出版社で配属されたのは、男だらけの青年マンガ編集部。忖度ない発言でいきなり大御所作家を激怒させ、お色気漫画や謎の覆面作家にも振り回される。ストレス過多の友梨に、ついにはマンガのキャラまで喋りかけてきて…。新人の奮闘に胸が熱くなる、青春お仕事小説!『こちら文学少女になります』改題作品。
著者等紹介
小嶋陽太郎[コジマヨウタロウ]
1991年、長野県松本市生まれ。信州大学在学中、2014年『気障でけっこうです』で第十六回ボイルドエッグズ新人賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
nemuro
42
既読本は、『放課後ひとり同盟』(2020年2月読了)に始まり、『気障でけっこうです』(昨年11月読了)までの6冊(5作品)。寡作な作家の印象もあって、書店で新刊本を見かけることも多くはない。そんな中、こんなタイトルでの本書を発見し、嬉々として購入。巻末によれば「この作品は平成28年9月、文藝春秋より刊行された『こちら文学少女になります』を改題し文庫化」。配置先が青年マンガ編集部。とはいえ出版社編集者なら職業としてはいいんじゃないのかみたいな屁理屈も思い浮かべつつ、新人編集者・山田友梨の奮闘ぶりを愉しんだ。2025/10/07
よっち
26
文芸担当を希望する入社一年目のマンガを読まないザ・文学少女山田が青年漫画誌が配属され、彼女の言動が次々と大きな騒動を呼び起こしていくお仕事小説。大物作家を激怒させて長寿連載がまさかの終了、お色気漫画の人気を急降下させたり、雑誌を牽引する大ヒット作の作家とはなかなか会えなくて、次々と騒動を引き起こす山田も最初は口ばかり達者で杓子定規な上に、少しばかり配慮が足りない面もありましたけど、見方を変えればこれまで分からなかった様々な事情も見えてきて、悪戦苦闘しながら乗り越えて成長してゆく姿はなかなか良かったですね。2025/09/16
TAKA
15
編集者の仕事や長野県出身、同じ歳なのに興味を持って読んだ。 本音と建前は確かに大事だけど何でも本音を言って言い訳じゃないし、逆に建前だけ言うのも良くない。 だからどっちを言うのが正解なのかを読み取れる人が一目置かれる存在になるんだなと。 主人公の性格はどうも好きにはなれなかったけど、物怖じしない態度はすごかったし、主人公の影響で新しいことに挑戦するベテラン漫画家の姿が輝いて見えた。2025/10/22
RRR
6
初読み作家さん。 読みやすい文体で、すぐに集中。アイディアが面白いし、先が読めませんでした。 思っても見なかった配属先でさぞや腐るかと思いきや、主人公さんの正直さに感情移入は容易でした。社会人なら、きっと共感しやすいし、学生にもヒントになるような作品でした。 かなり面白く、泣けるんだなこれが!2025/10/13
きーた
2
読書好きとして気になるタイトル、失礼ながら今まで知らなかった作家さんだけど長野県出身って同郷だ、と嬉しくて購入。 青年漫画編集部に関して興味深く、楽しめた。 小説好きは漫画も割と読むと私は思っているから、向かない職業というのはピンとこなかったのが、漫画は読んだことないと言っていた友梨の事情が後半明かされて、でしょうね、と納得。 今井コウタの正体私も最初は友梨と同じ予想していて外れ。 そのあと正解は、友梨が大御所漫画家との仕事を心込めてしたことがヒントになったことでグッときた。2025/10/28
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