出版社内容情報
十年ぶりに道で再会した幼なじみは、五人の子を持つ母に。
「この子たち、お願いできる?」
お昼のかきいれ時なのに、突然子どもを預けられてしまったおせいは……。
泣いて笑って、心がふっと軽くなる人情長屋物語
料理屋で働くおせいは、なぜか前職の元主人お染と同居する二十五歳。店の前で花に水をやっていると、十年ぶりに幼馴染のチカと再会する。突然、「この子たち、お願いできる?」と、チカは子ども二人をおせいに押しつけ駆けだした。以来、五人の子を持つチカが出かける間、なんてん長屋の住人が子どもをみる羽目に。お節介なおかみさん衆も流石に文句を言いはじめ……。
【目次】
内容説明
料理屋で働くおせいは、なぜか前職の元主人お染と同居する二十五歳。店の前で花に水をやっていると、十年ぶりに幼馴染のチカと再会する。突然、「この子たち、お願いできる?」と、チカは子ども二人をおせいに押しつけ駆けだした。以来、五人の子を持つチカが出かける間、なんてん長屋の住人が子どもをみる羽目に。お節介なおかみさん衆も流石に文句を言いはじめ…。
著者等紹介
五十嵐佳子[イガラシケイコ]
山形県生まれ。女性誌を中心にライターとして活動した後、作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
119
十年ぶりに再会した幼なじみの子どもの世話を押し付けられる一話目から、おせい自身の福を願う四話目までシリーズ第2弾。優柔不断というか・・おせいに対してもやもやイラッとしてしまうのは相変わらずだが、少々うっとおしいなと思ってた染のことが、段々と気に入って来たのだから始末に負えない私がいる(汗)おせいちゃんはいずれ松太郎と?なんて勝手に想像したりもするが、あのね、結婚だけが幸せじゃないのよ~(笑) 2025/10/21
タイ子
66
シリーズ第2弾。なんてん長屋に住むおせいとお染。おせいの前に現れた幼馴染が勝手に自分の子供の世話を押し付けてきた。長屋のおかみさんたちの助けも入るが、だんだんおかみさんたちから不平不満が。人の好意に甘えるにはそれ相応の理由がないとね。もてない男たちが意中の女性に好かれるため変身するも、そんなに世の中甘くない。この過程は面白い。おせいが好きになった人にはどうやら意中の人がいるらしい。自分の気持ちを隠して2人を会わせるおせいの心意気。奥手で人見知りのおせいに度胸が付き始め、見守るお染が次第に好きになってきた。2025/10/07
ふわりん
15
なんてん長屋はいつも賑やかで、誰かが拾ってきた問題を皆んなで知恵を寄せ集めて解決しようとするのが優しくて逞しくて面白い。せいと元雇い主の染ももちろんその中にいて、染も最近長屋や近辺に詳しくてかなり助力してる。ところでせいは25歳、あの時代ならかなりの嫁き遅れなんだそう。長年慕っていた春次郎に脈がなくなってしまうと、出会ったばかりの骨継ぎ医と夫婦で仕事をするとか、松太郎と夫婦で菓子屋を切り盛りするとかの妄想を抱いたりするのがあまりに焦り過ぎで笑ってしまった。この物語はそこがテーマか?さて次巻はどうなるかな。2025/10/31
onasu
12
住み込みで働いてきた菓子舗が潰れてしまったが、幸運にも生まれ育った裏長屋に部屋を、向かいの一膳飯屋にお運びの仕事を得たせい(25歳)の2巻目。 初巻では、押し掛け同居してきた菓子舗の女将・染が話題の中心だったが、2巻目では流石は元女将という特徴を活かしながらも、控えめにさせているところに感心。何かある、てな話ではなさそうだが、しつこいところはなく、暫し追っていきたい読みものですね。2025/10/31
snowflake
0
これだ、たつを傷つけたのは。2025/10/29
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